寄り道:チャーン・エラワン
- 絵空事
- Oct 30, 2018
- 6 min read
Updated: Mar 6, 2019
ターミナル21とかは他のデパートより個性が強い、観光地を意識したデパートになっているので行った事の無い人には面白いし、一度経験として行くべき場所のひとつである。

エンポリアムやパラゴンは世界の大都市にあるデパートと大差はないのでタイらしさを求めたウィンドウショッピングには適さないが、タイならではのレストランなどあるので、そいう言ったものを目当てに行くべき場所。
サイアムディスカバリーは改装をしてからの空間装飾や内装が素的なので見ごたえがある。
自分は普段デパートへは本当に用事が無い限り出入りをしないので上記の場所たちはとは無縁に近い。バンコクにいる場合は、旧市街または郊外をウロウロしている。

郊外の方が都市の中心部にいるよりもより色濃いその国の個性が見れるからである。
出かける場合は友人任せも多いが、自分任せも最近は多い。ある程度行く場所は決めるが、天候や交通状況によって結構変えてしまう事もある。決まり通りに行くつもりもないので予定変更があろうともお互いにサバーイサバーイ(お気楽)である。
とは言え、お寺好きなので行く場所には必ずお寺が含まれているのが殆んどだ。
今回は久々にサムットプラカーン県にあるエラワン象美術館(博物館?)に行った。

最後に来たのはもう10年以上前なので多少変わっている場所もあったが、相変わらず絢爛豪華で美しい建物であった。
BTSでも結構近くまで行けるのでべーリン駅で降りてタクシーで行けばすぐに着く距離である。恐らく10分から20分未満で着ける距離である。まだまだBTSはこれからももっと先まで伸びていくので近い内に電車で行ける様になる。
駅は既に出来ており駅名は『チャーン・エラワン』このエラワン象美術館にちなんだ駅名となっている。
改札を出たらひとつ手前の駅『プージャオ』駅を進行方向に右側の歩道をずっと歩いて5分程で着くので電車が開通したらとても便利で今よりもずっとにぎわうだろうと思う。
タイ語に少し慣れている人が聞くとプー(平声)はカニと思うかも知れないが、このプーは下がる音なので父方の祖父という意味の名前の『プー・ジャオ』駅である。
2018年現在は BTS がまだ途中までしか来ていないので、帰りはタクシーとなる。が、来ても交渉でふっかけられる可能性がある。 Grab TAXI などのアプリを予めダウンロードして用意できる様にしておくと良いかも知れない。決して遠くはないがこの辺を走るタクシーは郊外を主に走っている人も多いから都心部へ行ってくれる人は交渉制になってしまうかも知れない場合も考えられる。
※注意点:複数の人と旅行をしている場合はポケットWiFi などでタイの電話番号が無い状態でのネットを使った環境だとこのタクシーアプリやフードデリバリーなどは現地の電話番号が登録上必要となる。
待ち合わせ確認や注文内容確認などで結構電話が掛かってくる事もあるのだ。
もし流しのタクシーを捜す場合はエラワン象が向いている方向の正面通りに出て反対側(プージャオ方面)に向かう通りに渡れれば流しのタクシーがあるかも知れない。経験上の判断になるがタクシーを全然見かけない場所である。

エラワン美術館の敷地は大きく見えるが実は広くはないのであっと言う間に見終わってしまうだろう。象の銅像が沢山あるので象好きにはいい場所。庭園の緑も色々な植物を使ってバランスよく飾られている。

いくら南国と言えども植物を育てるのは手間のかかる事だし、肥料やカビ対策など色々あるのでそれを克服して手入れが行き届いていたのでそれにも関心をした。

美術館の建物の一番上の場所には御釈迦様が鎮座しているので、例の服装規制があるが、無料の貸し出しがあるのでそれを着て入れば問題なし。無料の貸し出し場所は大通りに面した、もとお寺の正面玄関だった場所にひっそりとあるので、そこに勝手に入って勝手に着替えて大丈夫。

建物内に入ってからはひたすらに、ぐるぐると螺旋階段をずっと上がっていく必要があるので足腰が弱い人は大階段を上った後は2階部分にあるエレベーターで3階まで上がり、そこから少し階段を上がって4階の仏殿に行ける。仏殿も現在風の装飾になっているので一見の価値あり。それからエアコンも仏殿だけ付いているので少し涼を取る事可能。
螺旋階段は人が降りる人上る人が左右避けながら通る事になる狭さだ。理由はエラワン象の像の脚の中を上って歩いているからである。結構みなふーふー言って上っていた。

出口の所にお土産屋、カフェというか飲み物、アイス販売所や、ちょっとしたフードコート風なものもあるけれど、どちらも開けた空間なのでエアコンはなし。基本的にバンコクの気候は湿度は高くない方なので日陰にいれば差ほど暑さを辛く感じる事はないし、涼しく感じる事の方が多いのでそこに暫し座って小休憩も問題ないかと思う。
午後になるとツアーのバスが来る様になる事が多いので人が多くなるので午前中に来ているといいかも知れない(ツアーがどの時間にどの量来るかは謎なので運次第かも知れない)。

エラワン象美術館を満喫後は他へ移動する場所を探す必要あり。この美術館は結構なにも無い所に突然ポツンとあるのでその周辺で何か探すのは少し難しい。
サムットプラカーン県でシーフードを食べるか、またはバンナー方面及び都市部に帰るかとなってしまう。

郊外に出るとコーヒー屋さんや飲み物が売っているお店は道端だったり、タウンハウスの1階部分をお店にして売っているので開けた場所またはエアコンがない場所も多い。昔ながらの味があるお店が多いので個人的には好きだが暑さには勝てない時もある。
この国の正午それから西日の当たる時間はとても暑い。正午の太陽は真上から来るし、西日は横殴りで差して来るのでかなり暑。従ってエアコンのあるカフェに入ることが多い。

その良く入るカフェはアマゾン・カフェ。もともとタイのポトートーというガソリンスタンドが経営するカフェであるが最近はどんどんとデパートやその他の場所にフランチャイズ形式でスターバックスに対抗する如く支店を増やしている。

ポトートーのガソリンスタンドには必ずあるし、それ以外の場所にもちょくちょくとあるので郊外にいる時の避難場所にしている。

連休時など高速道路上のサービスエリアがあるポトートーのアマゾン・カフェは順番待ち整理券を発行する機械もあり、かなり待ってやっと飲み物を受け取れる状況が続く。車で長距離を運転する人達にとって欠かせないのがコーヒーのためである。後は朝コーヒー派が多いのもバンコクである。その影響かスターバックスと、このアマゾンはあちこちにある。

アマゾンはタイ発のカフェブランドなのでスターバックスよりは値段は控えめである。
お菓子やケーキも普通に美味しい。タイティーのメニューもあるので一度試す価値あり。

カフェから出ると程よい夕焼けの時間で全てがピンク色になっていた。国立競技場の近くで通り道なので夕焼けを見るために寄り道をした。

ラームカムヘン大学と隣接をしているのでかなり広大な敷地になる。大学生などの若者で常ににぎやかな場所である。その昔自分もテニスをしたり、インドネシア語をラームカムヘン大学に勉強をしに行った事がある。
競技場の手前には色々なものが売っている市場もあるし、裏側には沢山の食べ物屋がひしめき合っているので一度経験として見たり食して見るといい。ラームカムヘン大学か『コーコートー』(国立競技場)を目指してくると辿り着ける。

急いで夕日を美しく取れる場所を国立競技場内で探しているうちに日は傾いてしまい、夕日に黄昏てこの日曜日は終わり。
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