タクシーのコツ
- 絵空事
- Oct 1, 2018
- 6 min read
Updated: Oct 1, 2020

バンコクの道路はガードレールがある所もあればない所もある。
ガードレールがないけれど、車が誤って歩道に突っ込むというニュースは殆んどみない。
車が非常に多い渋滞大国だけに車の事故は非常に多いし、自分自身でも事故を目撃する事がたまにある。
大体は軽い衝突事故や、バイクも非常に多いのでバイクとの接触事故が主である。
高速道路や県外に出る幹線道路であると玉突き事故などを実際に見かけている。

話はまた少しそれてしまうが、ガードレールがない所が多いのでタクシーを止めようと思えばどこでも捕まえられる。地元の人も実際にどこでも止めて呼んでいるのも間違いない。
ただ、本当は注意してもらいたい。
どこでも停められるので、行き先を伝えるときは手短に言う必要もある。長々と丁寧に言っていると後ろの車にクラクションを鳴らされ催促されたりする。
丁寧に越した事はないがこの渋滞大国では常にせかされてしまうので行き先だけを簡素に使えるだけで充分。例えば『パラゴン。クラップ/カ』で意思の疎通が一瞬にして出来る。行き先と丁寧語の『です』だけ手短に。即座に乗った後はメーターをスタートしているか確認も忘れずに。たまに返事もうなづいてもくれない人がいるので顔を見ながら声かけないとだめです。助手席の扉を開けて声を運転手さんにかけるのがコツ。

観察してもらいたいのですが、車道と歩道に段差がある大きな道路の場合は交差点付近、または駐車禁止地域には赤と白の縞模様が歩道との段差部分にはっきりと色が塗られている。
またはバス停の場合はオレンジと白の縞模様が塗られている。
タクシーを呼び止める際は赤と白の駐車禁止地域を避けるべき。

上記にも書いたように大概は交差点付近、または横断歩道、信号の周辺がその色になっている。車を運転する人であれば分かると思うけれど、そういった場所で車が急に停車するのはとても危険なのであるのと、信号周辺での車の流れを遮る事になるので、非常に迷惑に思われるし交通違反でもある。
次にバス停。
大通りの場合はバス停付近が一番いいど個人的に思っている。

車の流れの妨げになっていないという罪悪感からの逃避が出来るからという簡単な理由。
ただ、バスが多い時間帯などは意外と苦労をする。タクシーがバスの後ろに隠れてしまっていて見えない場合もあるし、お互いに見えていないがためにタクシーが止まらずそのまま行ってしますとか。はたまた手前に待っている人達が次々と我先にとタクシー強奪合戦など。
あとはタクシーを止めた瞬間にバスが来て、バスの妨げになっているなど。
まあ、気にし過ぎたらどこでも停められなくなるので、余り考えすぎずマナーだけを守れば大丈夫。
通りが大きくないソイの中であればどこでも呼び止めて大丈夫だと思っているが、ソイの中といえども交差点はあるので、交差点周辺はさけるべき。
変な場所で呼び止めようとすると、タクシーも止まってあげたくても止まれない場合もある。

最後に選ぶ場所として、デパートの前は考えるべき。一番呼び易く安全な場所でタクシーに乗れるがパラゴン、セントラルワールド大きなデパートの場合は行列だったりるので待ち覚悟となる。
サイアム地区、セントラルワールド前などのタクシーは停車する前に窓を開けてどこに行くか伝えて判断をされる。経験上窓を開けて行き先を聞いて来る人に行ってもらった事がない。

こういった人達は旅行者を目当てにしていて、近くのホテルに行ってくれる人またはメーターではなく交渉制で行ってもらおうとしている(個人の経験上なので全員と言っているわけではない)。
上記の様な事があるためここ数年活躍しているのがグラブタクシー(Grab Taxi) やラインタクシー(LINE Taxi)である。
もともとタクシーである人が登録していたり、副業として普通の乗用車で登録をしている人もいるので、実際に車に乗ってみないと分からない。

携帯であらかじめ、迎え場所と行き先を指定しGPSにて周辺にいるタクシーを呼ぶ事が出来、その場で大体の交通費が分かるので、安心出来る。行き先も運転手さんが携帯のGPSで見てくれるのでほぼ間違いなく辿り着く。
が、これは渋滞がひどくない場所、時間帯ではないとかなり待つか受けてくれる運転手さんが見つからない。または人里離れた場所だとタクシーが探せなかったりする。デパート周辺ではみな同じような事を考えているので夜など人が多い時間、渋滞がひどい時間は見つからないや、待つやで便利さの意味がなくなってしまう。

上記道路交通の豆知識以外にもうひとつ。
バンコクのタクシーは乗車拒否が多々ある。理由は色々運転手さんによりますが主だった理由は下記。
ただただ、個人の都合に会った乗客を探している人もいるだろうけど、それぞれ色々と理由がある場合もある。
① 渋滞がひどい場所が行き先の場合
② ガス欠に近いので遠くい行けない
③ 行き場所を知らない
④ 意思の疎通が出来ない
上の①と②はタクシーの多くは12時間レンタルで運転手さんが働いている。日払いで賃料は500バーツから900バーツと新車か、オートかギアかなど、会社や車の種類によって異なっている。
12時間の間に上記の賃料を得て、それからガス代も必要、それ以外に純利益も出す必要があるので渋滞に2時間巻き込まれて賃料が払えないなどになりたくないと、恐怖心がある。
ガスがあるガソリンスタンドは限られているので、時間帯によってはガソリンスタンドがタクシーの行列で渋滞をしている事もある。
12時間レンタルで、その後はもう一人が12時間レンタルをするので車自体は24時間稼動している。お互いに次の人の時間に間に合うように車を戻さないといけないので時間との勝負でもある。
③の行き場所を知らない、は最近は携帯でGPSの昨日があるので比較的問題がなくなってきたが、GPSは変な道順だったり道路を選んでいたりするのでけっこうドキドキするときもある。
最後の④がよく見受けられる。英語が通じない事が多々あるので、運転手さんでもこれは乗せてあげても目的地に辿り着かないだろう、という判断になり乗車拒否に至る。

全員ではないし、誰がどこから来ているかまで自分では把握していないので、あくまでも個人の経験を述べると、地方出身の人が多い、特に多いのは東北の人が多い。
タクシーは日雇いと変わらないので、ある意味自由な職業である。休みたければ休む、仕事をしたければ運転するなんて感覚でも続けられる。
地方出身の人でこういった職業を選ぶのは時間が自由に選べるという利点から。
田舎に帰って田植えを2週間などする人もいるので通常の会社で働いていたら出来ない事なのでこういった職業が選ばれ易い。
こちらの知識、宿題がしっかり出来ていれば問題は起きにくくなるため下調べは怠らず。
交渉制タクシーに乗る場合はその金額で納得出来る金額で。損得よりも手っ取り早さをという人向け。交渉制タクシーは空港から出会えるのでメーターで行きたい人はがんばって列に並びましょう。

色々とタクシー豆知識書いたが、渋滞がひどいのでお昼時、朝夕のラッシュアワー、雨の中、夕立の後のタクシーは控えたほうがいい。場所や人数によっては電車よりタクシーの方が安かったりするが、面倒でも電車があるので行けるところまでは電車で行くべき。
特に旅行で来ている人は時間の節約が大事なので、歩いて10分の距離がタクシーで1時間など普通にあり得るので時間帯、天気を見て判断が必要。
東南アジアの都市のタクシーはあちこちで悪評、悪名高いものが多いが、いい人も必ずいるのでみなさんもそんないい人と出会えて楽しい旅のひと時になりますように。
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