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ワット・プーカオトーン

Updated: May 13, 2020





定番過ぎだが、もしかするとまだ知らない人がいるかも知れないのでそういう人に知ってもらうために一筆。年に数回訪れる場所なので紹介をしたい。

お寺を題材にする事が多いかも知れない。

はい、お寺好きです。


個人の勝手な解釈として、お寺は文化の結晶であり、昔ながらの風習、先人の知恵を垣間見ることが出来る場所だからである。


菩提樹といえば御釈迦様が悟りを開いた木である。菩提樹の葉に願い事を書いて木につする風習がある。バンコクではしばしばこの金色の菩提樹の葉に願いを書いて吊るすお寺がある。お寺以外にも大きな行事などで装飾の美しさも兼ねてこの金色の菩提樹の葉が使われる。


余談だが、こちらでは黒ペンはあまり普及していない。通常は青を使い、政府への正式な書類は原則青色を使うと義務付けられている。

登山口 参拝口はここ

さて、少しお寺の紹介に戻る。

通称【ワット・プーカオトーン】(黄金山寺)実際は【ワット・サケット】。


ゴールデンマウント、と書いてあるので山と言えば山だし、小高い丘と言えば丘の様な場所にある。明らかに丘より急勾配なので『山』と呼べるかも知れない。


タイの貨幣2バーツにあるのがこのお寺だ。それくらい由緒ある有名なお寺。


このお寺を含めここ周辺は曰く付きな場所でもある。

知っている人もいるだろうが【プラトゥー・ピー】と呼ばれる場所がこの周辺にある。

【プラトゥー】は扉【ピー】は幽霊や精霊を意味する。翻訳すると【幽界への入り口】とでも言おうか。



第三代国王時代に病原菌感染の拡大がありバンコク内の死体という死体がこのお寺を含め周辺のお寺に集められた。2万を超える死体の数だったという。

それを伝えるものがこのお寺の中にあり、死体に群がるトンビなどの像がところどころに置かれているので観察をしてみよう。


多くの死体が各お寺の裏側の扉から運び入れられたりしていたためその周辺をこの【幽界への入り口】と呼んだ。



この歴史の事実とは別に山頂へ上る300段以上の階段は天へと続く道と言われており、お乗りながら祈り【タンブン】をするとご利益のあるお寺と言われている。


お寺の敷地自体はかなり広大で入り口も沢山あるのでどこから入ると辿り着けるのかなんて心配があるかも知れないが山頂がお寺でとても目立つのでお寺を見上げながら歩けば必ず辿り着く。山の周りをぐるぐる円形に歩いていけば参道登山口に出会える。


山頂から参道を見下ろした時の見た目

昔から外国人の数も多かったが、ここ数年は今まで以上に外国人が増えていると見受ける。理由は明らかな見た目、それからお寺が少しシステム化し始めているからだ。


地上部分で参拝料を徴収するようになった。たったの50バーツなので決して悪くない。

これだけの緑を誰が管理をしているか、山頂の仏様やお寺の施設の管理も考えれば全く問題ない金額である。



見た目が明らかに観光客の場合は呼び止められ支払いをする様に促される。タイ人を含めその他の仏教徒、ミャンマー、カンボジアの人達はお参りを目的として着ている人が殆んどなので山頂でお布施をするため呼び止められることはない。

す通りして上っても山頂でお布施忘れずに。





高さは小高い丘程度なので平気平気と思っている人は是非自分の体力測定と思い登頂を。

坂道や階段を上るのは意外と非日常なので大丈夫と思っていても息切れするものだ。

階段の幅もお年寄りが上りやすいように段差がかなり低くなっているので若者は2段抜かしであがるのが丁度いい。



まだまだ序盤の場所でいつのまにか出来ている小洒落たカフェがあった。自分は他でお腹いっぱいだったので今回は寄らなかったが、西洋人の人達が寛いでいた。

もし寄られた方いたら感想を是非お願いします。


緑がいっぱいで暑くとも清々しい空気を感じられ、自分の呼吸を感じ、お坊さんのお経がテープで流されているのを聞きながらの参拝となる。





その昔は他のお寺同様靴を脱いでお寺の中にはいるシステムだったか導線的な問題、その他の問題で靴のままお寺の中に入れるようになったので外国人には徳な事である。

こちらの仏教徒の人も看板の支持に従い靴のままはいるが御釈迦様を拝むときは仕来たりに沿って靴を脱いでから合掌をして拝む。


余談だが、お寺で2回靴がなくなった事がある。自分の靴は明らかに他の人とは違う靴だったので誰かが間違いて履いて行った、という事があり得ない靴だった。お寺と言えども人が大勢集まるところは色々な種類の人がいるので手荷物には充分注意をしよう。



王立寺院などは靴をいれる袋を用意されたりしてもらえるので安心だが、無いお寺も殆んどなので靴を入れられるようなセブンイレブンのビニール袋などを忘れずに持って行こう。


お寺から出てきて靴が無くなっていた時はお坊さんにビーチサンダルをもらって帰った。それはそれで面白い経験をしたと思い、靴がもったいない気持ちよりもその面白い体験が印象に残っている。



https://th.wikipedia.org/wiki/ タイ語より

360度の眺望なのでサトーン側の長めに写真をとるのが望ましいが、摩天楼の景色は結構遠いので写真ではかなり小さく写る。マハーナコーンタワーもばっちり見える。


お寺としてもアユタヤ時代からの由緒あるお寺であるが同時に上記の様な観光地としても有名である。



ほぼ麓(?)がセーンセープ運河の船着場の終点、発着地点のであったり、この場所を基点としてあちこちの有名な寺院、王宮、王立寺院、カオサーン通りと広がって行けるので時間を割いていくというよりも出発点として選べる場所である。


この日記で紹介しているプラ・アーティッ通りも決して遠くない。



船着場や大通りからはこの下の道を歩いて5分程度の場所

お寺は朝から開いているので空気が澄んでいるうち、涼しく雨が降る前に行くのをお勧めする。たまは冬場(12月あたり)であれば夕日を見に行くのも良いかも知れない。


もし車で行く場合は 正式なお寺の名前は余り知られていないので、ワッ・プーカオ・トーン (Wat Phuu Khao-Thong) と言わないと通じない事がある。


船着場の前やその他の場所でも同じだが、停車しているタクシー、トゥトゥクは値段が交渉な事がおおいのでその分覚悟して話しかけよう。


船着き場を出るとこの砦が正面左手に見える

もし船着場からお寺に行ったら初乗り35バーツで恐らく37から39バーツで着く。交渉制の場合は恐らく100バーツ。タイ語が出来れば60バーツなどになるかも。普段そういった人達に交渉をしないので値段は定かではないが。

徒歩でも5分程度で到着する。



もし車を捕まえる場合は流しタクシーがメーターになるので望ましい。流しのタクシーの場合その周辺から来ていないとお寺など詳しくない人もいるので辿り着けない場合もある。

その反面停車して待ち伏せ状態のタクシーはその周辺に詳しいので便利になる。トゥクトゥクは主の旧市街を走るので知っていて当たり前だ。



どちらにしても今の時代GPSがあるので、わざわざガイドブックを片手に観光客らしくしてしまっていると騙される可能性も上がるので、堂々と歩いて、どうどうと交渉するのも手である。



道に迷うのも旅の醍醐味なので楽しんでもらいたい。GPSに集中し過ぎて景色を楽しめないとかバイクに接触しそうになったりなど色々ありので頼り過ぎも程々にして旅を楽しもう!

道に迷うことで思いがけなく入ってしまった小道がとってもいい雰囲気だったり、ガイドブック通りの旅では見つけられない隠れ場所に出会えるはずである。


旅行の時期の運が良ければこのお寺が開催する夜祭の時期に出会えるかも知れない。

※2020年に発生したコロナウィルスによりこの先いつ開催出来るかはまた先の判断になるだろう。

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