ワット・プラユラウォンサーワーッ
- 絵空事
- Jul 6, 2020
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今回はトンブリー地区を巡るという目標で友人と各名所を徘徊した。
お寺好きでありそれにまつわる歴史に興味があるのでお寺の見た目はさほど重要にならないという人の集まりだ。ただ、個人的な趣味趣向ではあるがそのすばらしさをその場所から切り取って伝えたいという気もちもあるのである程度美しい場所の写真も撮りたいものだ。

以前にも少しだけ触れた事があるがバンコク中心地に住んでいる人は意外とこのトンブリー地区に出てこない。理由は土地勘があまりない地域だから。それから少し前までは電車と言う交通手段がなかったので車で来る必要があるが、中心地から川を超える橋を渡ってくるのは少し遠いと感じる。またはBTSが数年前から川を越えて開通をしたが、その場所からはちょっと離れているなど色々理由を付けて来ない。

トンブリー地区の地域復興計画は著しいものの【ワット・アルン】の一か所か近年に出来た大型商業施設の【アイコン・アイアム】程度くらいしか中心地の人が来ないような雰囲気である。この2つの場所どちらも川のこちら側から専用の舟で簡単に渡れるようになっているので、その他の場所に移動してしまうと帰りが面倒になるという点もある。
友人と自分も含め同じでありトンブリー地区には疎い。詳しいのは【国立シリラート病院】とその周辺位なだけであとはいまいちになる。

そんな中ふらふらと辿り着いたのがこのお寺。当初から計画になく、通りに出ている地図をみてなんだかおもしろそうなお寺という事できた【ワット・プラัีユラウォンサーワー】。
来てみると写真で何度も見た事がある来てみたいと思っていたお寺だった。
白い仏塔がアユタヤ時代やミャンマーを彷彿されるような並び方や数があるので一度見てみたいと思っていた場所。

そうここもなんと『第二級王室寺院』であった。
もともとは有名氏族のコーヒー農園だった場所にこの寺院の原型を1828年に建てた。
(その当時からコーヒー農園?と内心思ったがそう書いてあった)
その後1832年に第三代国王へこのお寺は寄贈され現在の『第二級王室寺院』としてなりたっている。

仏塔以外にも家族の憩いの場所になっているのが『カオ・モー』という山の模型がある。
ミドリガメや魚が池の中で泳いで、人口の築山の上に小さな美しい仏塔がある。もともとはこのお寺を建立した主の憩いの場所だったようだ。
それ以外にも本道などの装飾はとても美しく宝石を散りばめた様なものだった。
仏様もとても安らぎをもたらしてくれる雰囲気で落ち着いた。

このお寺は【サパーンプット】の橋のたもとにあるのですぐ分かるし来やすい場所だ。
【パーククローン市場】側から来る場合は右側の歩道を歩いてくるとこのお寺に来やすい。

トンブリー地区全部のお寺を見て回ったわけでもないし、知っている訳でもないので、これは単なる自分のいい加減な推測でしかないが、川を越えたこちら側と言うのはバンコク中心部から人がまだ押し寄せてこない、落ち着ける場所。お寺に来ている人もきっとこちら側の地元の人たちも多いのではないかと思う。参拝に来ている人同士も知り合い同士みたいでいろんな人が集まって軽くおしゃべりをしたりしていた。

自分たちが訪れた日は仏教の大切な日だった為人が大勢来ていたが普通の日曜日などに来ればもっと落ち着ける場所となっているはず。
お寺という場所は安らぎがある場所でありなんだかとてもほっとしてしまう場所。
みなが無病息災でありますように。
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