食べ物の物価上昇?
- 絵空事
- Aug 1, 2019
- 4 min read
Updated: May 21, 2020

まず始めにお断りをするが、自分はかなりのお金音痴だ。
実際の研究者が発表するような分析はない話。お金音痴の自分が感じているものの話なので事実とは反しているかも知れない。

お金音痴の説明をすると、海外に行くときの両替などさっぱり分からないので銀行が手配してくれるお金を信じて、この金額だろうと思ってそのまま受け取る。
絶対的に両替はタイ国内で行う。
損しているか得しているかは自分の知らない世界なのでいちいち調べないが、国内の銀行であれば自分が知っている銀行でレシートも見て確認が出来るので信用できるだろうというだけの理由。
一度ベトナムの空港で両替をした事があるが、通貨の差が分からないのではっきりどれだけの金額になったかさっぱりだった。

と言いつつも、実は殆んど両替をする機会はない。
東南アジア圏内は『Be1st』という統一システムが銀行のATMカードにあり、現金が現地で引き出せるし、そのカードを使って食事代をレストランで払ったり、買い物も出来るのでそれを主に使っている。タクシーも Grab があるので携帯のアプリ上でクレジット決済も出来る。お金音痴な自分にはありがたい存在。

インドネシアに行ったものなら自分がいったい幾ら使っているのかさっぱり分からないのでお金を使っているときはすごくどきどきするがアプリで明細をタイバーツで見るとほっとできる。
最近銀行のATMカードをなくしている事に気づいたがそのまま1週間が経過したが、オンライン社会が普及しているので現金を引き出せなくてもなんとでもやっていける世の中で便利だ。

さて、本題に入ろう。
バンコク、プーケットを中心にタイは近年物価上昇が止まらない。
その昔3バーツで乗れたバスもいまや8バーツやそれ以上。クィッティャオも10バーツで食べれたものが50バーツや100バーツになっている。

しかし料理の値段に関しては値段だけで見て判断出来ないものだ。
例えば金額だけ見てクィッティャオ1杯30バーツはとても安いと見えるし、100バーツは超高いとも見える。これは数字だけで見ているからだ。

最近は量や質でも値段が大きく異なるので一概に安い高いが言えない。 それから土地代がかかっているお店、デパートの中は家賃が高いのでその分料理の値段が高く設定されている。
数字だけ見て30バーツだとしたらそれは本当に安いと思うが、どれだけの量か、何が具に入っているか、その具はどんなものか、どんな大きさか、場所は都心部か、屋台か、綺麗なお店か、と色々見て判断が必要である。

自分がよく行くクイッティャオ屋だが、きほんは掘っ立て小屋の店舗で郊外にあるが1杯80バーツする。それは具が沢山入っていて麺の量も通常以上にはいっているので80バーツでも少し安い位と思えるものだ。
老舗でけっこうボロボロになった古めかしいお店でも値段が高く感じる時もあるが、老舗だけに素材を選びに選んで作っていたりするし、海鮮料理になるものならやはり値段は高くなる。

海辺の海鮮レストラン、特にビーチに存在しているものは観光地なので多少の値段を料理以外にも加算しているが、魚介類の新鮮さや大きさは都心ではそうそう食べれなかったり、都心で食べたらもっと値段がするだろうというものが出てくるので、素材がいいのでそれなりに高い値段になる。カニチャーハンで300バーツ400バーツする。
街で食べるチャーハンはせいぜい40バーツから80バーツなので、その感覚で行ってしまうと驚愕の金額であるし、ぼったくりだと憤慨をする人もいるかも知れない。

普段街で食べる50バーツ級のチャーハンのお皿の大きさ、一人で食べてお腹いっぱいになる量か、具はなにが入っているか想像して欲しい。
逆に、海辺で食べるものはお皿の大きさもかなり大きいし、カニやエビの量も鮮度も違うので、そこで判断が必要。
それからソーシャルメディアが活発に情報発信をしているので色々と美味しいお店情報がどんどんと広がり、街の中でも秘境の様な場所になったり目立たない場所のお店も注目を浴びるようになっている現代。

普通のなんの変哲もない街の食堂でカニ入り卵焼きが1000バーツやそれ以上だったりするお店もある。実は有名になったから値上げではなくもともとその値段で売ってきたのだ。
食材の量を見たり、秘密のレシピがあったりすればそれ相応の値段になってしまう。
こういう事情を加味してみておけばぼったくられている、という悪い印象を受けずに料理を美味しく楽しめるのではと思っている。
旅行に来て楽しく食べるためにはそれなりに情報が必要になる今の世の中だ。
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