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見た目へのこだわり

Updated: Feb 10, 2020

服装文化

ファッションというよりもその背景の話。





それから洋服に対して予算があまりない人の事も書くが、それはあくまで観察の内容であり、自分の方が優越していて、色々と服を持っているという強調ではないので誤解がない様に。


自身の洋服にあてがう予算が少なくともその家族や、子供にお金を使っている人もいるので素晴らしい人達である。自分の事は後回しな見上げた人々だ。


自分自身は別に裕福でもないし、ファッションにすごい興味があって常にトレンド、流行を追っているという事も全くない。自分の事を棚に上げて他の人の事をとやかく言えたものでもないのであくまで観察記として理解を。


ナオミキャンベルの番組のフランチャイズ タイのファッションアイコン

その昔からバンコク発らしきファッションというものはない。ずっと日本や韓国が主に中心となってファッションリーダーとして来ている。なのでファッションの流れは主にこの東アジアの国から来ている。


リーダーが他国でありそれを追いかけている国としては服選びが苦手だったり、男女共に髪型をセットするのも苦手な人が多いし、女性では化粧が苦手な人も沢山いる。


卒業証書授与式の日、パーティーの日、結婚式の日に必ずと言って良いほどメイクアップアーティスト達が活躍している。お化粧と髪型のセットの為に人気の人のところへ行き朝3時やら4時に起きて準備を進める人も多くいるのが通常だ。


THE FACE MEN THAILAND season 2 より

化粧の流行やファッションは全く知らないので何が良い、悪いの判断は全くしないが、傾向として眉毛を濃くしっかり書いている人が殆んどである。

あと写真栄えの為に舞台メイクという勢いの濃さなのも間違いない。全ては写真栄えの為である。


これは有名な話かも知れないが念の為。こちらの女性の多くは余り髪の毛を洗わない、余り洗わないと書くと誤解が生まれそうだが2,3日に1回髪の毛を洗う。シャワーを浴びるときもシャワーキャップが大活躍している。もちろん毎日洗う人、朝夕シャンプーをする女性も普通に沢山いる。男性は普通は毎日シャンプーをする。


シャワーをする時は近所の美容室でシャワーだけする、というのも珍しくない。シャンプーをしてドライヤーで乾かしてくれるサービスだが場所やお店のレベルにもよるが見かけた看板をまとめると100バーツ程度、見た目がおしゃれで都心の場合は300バーツ、500バーツなど色々だ。安くとも平均100バーツで週に1,2回していたら結構な出費になるのでは?と思うが個人の好みや習慣があるのでそれはそれで。


髪の毛を数日に1度しか洗わない事が余りに普通の事なので何故洗わないのかとか聞いたことがないが、自分で洗うは大変だ、綺麗にならない感じがする、乾かすのが大変という事は聞いたことがある。後は純粋に頭皮マッサージもかねて美容室でサービスを受けている人も中にはいる。


南国なので暑さで汗かいたりしないのか?と聞いたことがあるが、普段から車に乗って移動で、いつもエアコンの世界にいる人達は汗とは無縁のようである。力仕事の人達は女性でも毎日洗う人達も沢山いる。


THE FACE MEN Thailand 2 は世界から応募者が 左は日本人

シャンプーの話はこれぐらいで。服装について少し書く。


再度書くが誰が良い、悪い、かっこいい、ダサいという意味で書いているのではないので誤解なく。


あくまで個人の嗜好、職業や事情でそれぞれの思いで服を着ているので誰も間違っていないという前提でかいている。それからタイの文化背景を理解することで、見た目や服装でその人を一方的に判断する事がなくなるので、その背景事情も書きたい。


ファッショントレンドは主に芸能人が中心でありそのまま市場などの洋服屋に影響を及ぼしている。市場では流行のもの位しかなく、その流行を追うのは主に若者である。市場で服を買おうと思うと強制的に流行っているものを選んで着る様になるのである意味おじさんやおばさんも若者と一緒の服装にもなる。


流行を追う、流行のものを身に着けることが重要視されているのか、何かが流行っているとそのものを見につけている人があちこちにいる。ある意味で製作者の戦略がうまく行っているのだろうが、あまりに皆が同じもものを見につけているので逆にユニフォームか?と突っ込みを入れたくなる気持ちだ。本当に見事なくらい同じもの、同じメーカーのものを身に着けている。


そういった流行のものはどこの市場に行っても必ず売っているので探すのに時間はかからないが、場所によっては50バーツ程度値段の差があるので少しだけ確認をする必要もある。



大人の服を買おうと思うとデパートの中になったりする。市場とは値段が大きく変わってしまうので普段着を買おうと思うとやはり市場となる。市場にもたまに大人が着る用の服も売っているがどちらかというともうおばあちゃんという感じになっている。

たまに明らかに見た目の年齢と服装がずれている人がいるので上記の様な理由も一理あるのではと思う。


それとは別に若者と同じトレンドで着飾りたいという人ももちろんいるはずだ。

後は子供のお古を着ている人もいる。ある程度子供が成長をして、最近の若い子は流行を追ってコロコロと洋服を買うので着なくなった物をそのまま親が着るという事もあるので見た目的に年齢と服装が合っていないとなる。


それ以外にも経済的な問題で洋服を選べない人達もいる。はたまたミニマリズムを推し進めている人達かも知れないが服装が明らかにその人物を投影したものではないものを身にまとっている人もいる。


なのでそういう背景の事を考えず見てしまった場合は、この人はどういうセンスをしてそういう服装なのか?いったいどこまで服装に無頓着になっているのか??とかなり余計なお世話な疑問が出てしまっても致し方ないかも知れない。決して一言『ファッションセンスがない』『ダサい』では片付けられない事情がある。


左は Miss Universe タイ代表のドレスデザイナー

自分も一昔世代の人間なので共感できるが、タイはまだまだ『もったいない文化』があり洋服や靴、または日用品でも捨てるには忍びないのでお寺に寄付をしたり、恵まれない子供たちに寄付をしたり、または友達同士、親戚同士で交換をしたりしているので、ボロボロでも清潔であれば引き続き使うし決して無駄に捨てる事はあまりない国民性だ。



最後に余談でよく見かけるのが着古したTシャツが足拭きマットや雑巾となっている家庭がある。最後の最後までリサイクルとなる。

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