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トンロー動物病院

Updated: Dec 4, 2020

周りの人に良く聞かれる質問がある。

①イヌが好きなんですか?

②ネコが好きなんですか?



いつもこう答える。

自分:『全然好きじゃないですよ。』

質問者:『えー?動物好きだと思ったー!』

自分:『好き、じゃなくて動物バカの大バカなんですよ。』


いい意味でも悪い意味でも子供の頃から想像力豊かだった自分はある妄想をずっとしていた。道路を歩いている時に車が走ってタイヤが道路と擦れる音を単なる摩擦音とは思っていなかった子供時代。子供の頃から雑学が好きだったので無駄に頭でっかちで子供ながらに

『あれは摩擦音じゃなくて、道路の表面にいる微生物達がタイヤに踏まれて悲鳴をあげているんだ』と妄想をしていたくらいのひねくれもの。



それくらい命の大切さを分かっていなのかも知れない??子供時代。

とにかくスズメや小鳥、猫や犬全部好きで見かけてはじゃれに行っていた。

動物バカのまま成長したので今でも道ばたのイヌやネコとじゃれている。


※バンコクは野良犬が多いので気を付けないといけない。お勧め出来ない。

※自分はバカなので心が通じ合っていると思っているので怯える姿勢を示さない為か今まで怖そうな野良犬に近づいたりしてもなんの被害もあっていない(幸運なだけかも)。



動物は人間と同じ言語を話さないし、多くを語らない生き物なので良く見てあげないといけないと思っている。

具合が悪い時とか病気の時はとても痛々しくて見ていられないので個人的には自分で飼ったりしたくない。人様の動物で楽しませてもらえるだけで充分幸せになれる。

わがままな美味しいとこどりを人様のイヌ、ネコでさせてもらっている。


もともとタイは第九代国王陛下がイヌを寵愛されていたせいもあるのか、イヌ好き、イヌを家族として受け入れている比率が多い。もちろんそれに負けない位ネコもたくさんいるが。


そういう訳かどうかは知らないけれどバンコクにはけっこうたくさんの動物病院がある。

と断言している訳ではないが日々のあちこちへの移動の際に行く先々に動物病院があるのでそう思っている。



実際どれくらいのお金がかかるのかなど全く知識がなかったのでひとに聞いてみた。


小型犬やネコの場合、予防接種(複合ワクチン)や回虫駆除の治療1回1000バーツ位が平均みたいだ。南国なのでバイ菌や雑菌の発生率も高いだろうから回虫駆除も大切だし、狂犬病などのワクチン注射も大切。


それから小型犬がトンロー病院に1日入院をした時の治療費を例にしてみたので参考まで。

トンロー動物病院はもともとその名の通りトンローのソイ20の中にあった動物病院。その後少しづつ支店を増やして行き今では結構あちこちで見かける大病院となっている。


※トンローとはスクムビット通りソイ55の大通りをトンロー通りと呼ぶ。

※タイの富裕層の生活場所、遊び場、それから日本人街になっている通り。


病院の名前が物語るように高級動物病院であり治療費も他の動物病院と比べると高いのは間違いない。とはいえ命はお金に換えられないので大切な家族を治療する為に患者さんも絶えない場所でもある。


病院の建物内にセブンイレブンやアマゾンカフェなどもある便利な場所。



今回はお腹を壊して治らず、ご飯が食べれなくて衰弱してしまった子犬の治療費。

1晩入院治療をして合計で7千バーツ強だった。高いとか安いとかは言わない。

命に代えられない必要な治療にかかるお金だからだ。


【治療費内訳】

●血管点滴 730バーツ

●一般薬代 118バーツ

●特別薬代 1030バーツ

●医療用品代 1093バーツ

●レントゲン代 600バーツ

●ペットフード代 100バーツ

●医療処置代 525バーツ

●滞在費 400バーツ

●医者代 580バーツ

●入院看護代 200バーツ

●看護師代 120バーツ

●病院サービス代 120バーツ

これに付加価値税(消費税)が加わる。


24時間病院であり、先生も常に数人いてくれる安心出来る場所。

ヒトと同じように受付のおねえさん、おにいさんにヒトの身分証明書を見せて、それから愛犬、愛猫の名前を伝え、具合が悪い症状などを伝え診察待ちをする。


看護師さんが患者を呼ぶ時はもちろんその動物の名前で呼ばれる。



本当にヒトの病院と同じ様に診察室が何へ屋かあり診察室前で先生に呼ばれるのを待つ。

先生が診察後は患者の保護者が退出をして先生が引き続き処置をしたり、助手の人が患者を抱っこしてレントゲン室などへ移動したりしていた。


入院手続きをする前にまず患者(愛犬、愛猫など)を病室へ案内してそこで暫しの別れをする。やはりどんなにかわいい動物が沢山いようともここは病院で、病室なので重病の動物たちもたくさんいる。いてもたってもいられない重たい雰囲気があったのも間違いない。

その光景と雰囲気だけで結構しょんぼりしてしまった。


入院費はもともと先生の説明からトンロー病院は他より少し高額ですよ、それから一晩平均5千バーツ位(それ以上の場合も処置内容によってあり)と考えて下さいね、という説明を聞いていた。なので数日入院した場合は一体いくらになるのか。。。とかお金の心配もしてしまうのも仕方がないと思う。



もともと入院費それにまつわる費用が大きくなるわけで、タイの普通の生活水準費と比べれは人と同じかそれ以上かかる金額だ。ただ動物はあくまで動物であり、【ヒト】ではないのできっと過去に治療費が膨大過ぎて動物を引き取りに来なかった人がいたのではないかと思う。それを防止する為に入院患者全員に対して初日に2万バーツを先払いする決まりになっている。すぐ退院した場合、または3日以内の入院で費用が2万バーツ以下の場合は差額を銀行振り込みで返金してもらえる。

または費用がかさみ3日未満でも2万バーツを超える場合は新たにさらに2万バーツを先払いする、という対応方法になっている。


他の動物病院もここまでの金額ではないが1万バーツだったりある程度先払いをするような仕組みになっているみたいだ。


このトンロー病院は24時間の病院なので入院しているわが子(動物)がどんな様子かなどLINEでその病室担当の看護師さんに確認が出来る便利な仕組みになっている。

動物は言葉が通じない分余計に心配になってしまうので、こういったサービスがあるのはとてもありがたい事だと思う。



それから高級病院なのでヒトが一緒に泊まれる特別室もある。看板を見ているだけなので本当の値段は分からないけど一晩2000バーツから3500バーツみたいだった。

それぐらい払ってもいいから近くで看護してあげたいという飼い主も気持ちも分かる。


と、長くなってしまったが簡単にタイでは動物の治療にどれくらいのお金がかかるの?という疑問について書いてみた。

病院の規模や設備で値段も変わるだろうし、対応も違うのでどこが安くていい、とかここは高いだけだとかそういう事は言えないのが動物病院。



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