空腹時閲覧注意
- 絵空事
- Jan 10, 2019
- 8 min read
Updated: Apr 14, 2020
タイにもファーストフードの大型チェーン店が沢山ある。道端の屋台でも充分早いのでファーストフードとも言えるが。。今回はお店の紹介ではなくタイのファーストフード及び大型料理店にまつわる習慣を書く。
タイにはケンタッキー(KFCと呼ぶ)があちらこちらにある。デパートというデパートに必ず入っている。値段もそれなりにするが、昼夜問わずいつもお客がいる。
特に夕方はいつも混んでいる。KFCドライブスルーも普通にある。タイ料理と比べたら決して安い分けでもないが、トリのから揚げは人気である。

道端の屋台では設備の違いもあるし、作りおきになったりするので、KFCほどのサクサク感のあるトリのから揚げとはいかない。
イスラム教地域では豚肉を食さないので得に需要がある。インドネシアでも結構あったのを見かけた。
KFCでごはん(お米)を頼んだ場合はタイでは箱に入って出てくるがインドネシアではライスバーガーの様に型がきちっときまり紙に包まれて出てくる。紙を広げてそこにから揚げなどおかずをのせて手で食べる。
その昔はプラスティックのお皿で料理が出てきたが最近は紙のお皿になった。タイ人の多くはただ(無料)が好きなので、無料となればとことん攻めていく。KFCのケッチャプやソースも同じことである。ポンプ式で注文カウンター近くにおいてあるのだがお皿一杯にもっていく。余っても無料なので気にしない。
タイ料理が主食であり濃い味が好きな人が多いのでケチャップをたっぷりつけて食べるのが当たり前だ。スプーンとフォークもあるので、おしゃれな人、手を汚したくない人、周りの見た目を気にする人々はそれを使っている。手で食べる人も多いので店内にはトイレとは別に洗面台が注文カウンター近くに設けてあり、そこで手を洗う事が出来るようになっているので便利だ。
ずっと昔に友人と日本のレストランで一緒に食事をした事があったが、テーブルの上においてあるタバスコ(小瓶)やケチャップ(大瓶)が空っぽになるまで使っていた事に、回りの目を気にして赤面していた事を今でも覚えている。
こちらでは料理の味付けは食す側が個人の好みで味付けを大胆にする。麺料理は特に砂糖を大さじ2杯3杯入れるなんて当たり前である。

よく食事を一緒にする友人が唐辛子を大さじ一杯入れる。その後に砂糖を大さじ3杯入れるので、なんでそんなに砂糖を入れる必要があるのか聞いたところ、唐辛子が辛いので砂糖を沢山入れる必要があるそうだ。。。すぐ突っ込みで、じゃあ唐辛子を減らせばいいのでは?と聞いたらそれでは美味しくない、という答えが返ってきた。。。。唖然。。
もともと自分は甘い料理が好きではない。お菓子などはもともとが甘いものなので美味しく食べるが、料理は甘くてはいけない。健康にもよくないと思っているが、食わず嫌いではいけないので、友人が味付けしたものを食べてみたら実は美味しかったという経験もある。
自分で味付けをする場合は決して砂糖をいれないので、友人が食べているのをつまみ食いする程度だ。

KFC以外に人気なのがピザである。
こちらにもイタリア人シェフがいる本格的なイタリア料理のお店もあるが基本は都市部の中心地、外国人が多い地区に集中しているので主に大手チェーンの PIZZA COMPANY か PIZZA HUT が中心に食べられている。この二つのピザチェーンはKFCと同じくデパートというデパートに必ず入っている。
近年ドミノピザも進出しているが、まだまだこれからあちこちで展開をしてく様子である。
街角に小さな小料理屋や西洋料理のお店がある事はないので、そういったものを食べたい場合はデパートか都市部の中心地に行く必要がある。自然と中心地になることで料理の値段もあがってしまう。合わせて中心地にあるそいいったお店は少し敷居が高く感じられているので、気軽に入れる大型チェーンがより選ばれている。

バンコクを歩いて見てもらうと分かるが、街角にはタイ料理の食堂と屋台が中心である。西洋料理は本当に中心部ではないと見つけられない。タイの食堂以外に沢山あるのはお洒落に装飾されたカフェが中心である。カフェであればコーヒー1杯の値段など限度が知れているので気軽に入れる。
タイ料理は独特の香り、味、辛味が特徴でタイ人にとって欠かせない料理である。外国に遊びに行く人達は必ずと言っていい程、ソムタムが恋しい!となって帰って来たら即にソムタムなどの辛いものを食べたりしている人がいるのも事実である。

ピザに話は戻して、個人の好みなのではっきりと言い切ることは出来ないし、サクサク好きのタイ人ではあるが、生地の薄いカリカリしたピザよりも厚手のもっちり感があるビザが好まれている(自分の周りでは)。
大手チェーンのピザであってもはっきり言ってタイ料理と比べた場合まだまだ高い。お米主義の人も多いのでピザでは満腹になれないという人もまだまだいる。同じ値段を払うならばタイ料理に払った方がもっと多い料を食べる事が出来るという事もある。
近年やっとチーズがあちこちに出回るようになりピザの生地の耳にチーズが入ってるものなどが販売されるようになってきた。

だた、タイではまだまだ高価なものなので大きく市場に出回る事がまだないのがチーズである。価格以外にも匂いが好きではない人が多いので、それも出回らない要因になっているかも知れない。
タイ人は匂いに敏感で、香水が大好きな国民性でもある。チーズの種類によっては強烈な匂いがあり、インド料理などタイ人には慣れない香辛料が使われているとそれだけで食べなくなってしまう。
KFCやピザに共通するのが、全員ではないが必ずコーラなどの炭酸飲料を一緒に頼む人が多い。理由はタイ料理ではないものは味が薄かったり、クリーム系なものが多く胃にもたれるような感じになるのでそれを炭酸で吹き飛ばしているのである。
タイ料理でも脂っこいものも沢山あるが唐辛子や、酸っぱい味付けでそのねっちこさを飛ばしているので西洋料理を食べるときは炭酸飲料を一緒に注文する人が多い。

余談だがマレーシアのマクドナルドにはポークがなかった。マレーシアから遊びに来る友人はタイに来るたびにマレーシアでは食べれないのでと、ポークのハンバーガーを食べている。
料理以外にアイスクリーム大好き国でもあるので、KFCやマクドナルドもアイスクリームやソフトクリームを販売してる。ソフトクリームも10バーツ前後からでとても求めやすい価格なのでいつも買う人が絶えない。ソフトクリームを食べながらデパート巡りをしたりするのが普通の事だ。

アイスクリームもスウェンセンズやバスキン&ロビンはたまたハーゲンダッツやゴディヴァも揃っているが、個人的に好きなのはデイリークウィーンである。値段も他のアイスクリーム屋よりも安く、濃い味がするし、季節に合わせてタイらしいメニューを展開しているので見つけたら試してもらいたい。こちらもデパートというデパートに必ず入っている。

近年ではお店に出向かずとも携帯のアプリ、またはパソコン上でデリバリーの注文も出来るので非常に便利になっている。
もし旅行に来ていて、スコールだけどお腹が空いているけど、タイ料理は食べたくない、という人にはいいかも知れない。ホテルでもデリバリーの人は届けに来てくれる。高級ホテルなどの場合はホテルの見た目を重視するので配達のお兄さんがロビーに入って来れないかも知れない。その場合はホテルの外に出て注文したものを受け取りしてしまえば問題なし。

注文受付後45分以内が通常であり、渋滞都市ながらバイクでの配達なので大概は時間以内に来てくれるのもありがたい事である。
スコールがひどい場合はレインコートを着てバイクを走らせて来てくれるが少し遅れてしまう事もあるのでその場合は寛容に雨という事で理解を。それからタクシーアプリと同じく料理注文アプリもタイの携帯電話の番号が必要となるので、ポケットWiFi などの人は使えない。
アプリの便利な所はコールセンターに電話をタイ語か英語でしなくて良い。住所などの登録も英語入力可で所在地もGPSを使って簡単に出来るので本当に指先だけで簡単に料理の注文が出来るので便利である。ただGPSで所在地設定をする際は自分の滞在地をきちんと確認をして、GPSがきちんとその場所に差しているか確認の必要がある。
自分の経験で、GPSが全然違う場所を指している事があったので確認は忘れずに。
上記に触れた様にタイの電話番号が必要な理由は到着時の連絡をする、場所が不明確で道を聞く、注文に時間がかかり遅延の連絡、商品品切れの連絡などがあるからである。ただ、ホテルなど分かりやすい場所に配達の場合は特に電話が掛かってくる事はない。
通常は建物の前、またはロビーまで届けてくれる。場所によっては部屋まで来てくれる場合もあるが、警備上の理由や、カードキーがないと入れない、エレベーターが使えないという諸事情から1階ロビーまでである。女性はそれなりに髪を整えて、軽くお化粧をして待っておく必要あり???かも知れない。
その他デリバリーアプリは沢山あるのでまた機会があれば別途紹介をしたい。
タイが好きで旅行に来ている人は珍しいもの、タイらしいもの、普段観光客が行かない場所、食べない料理を探すかも知れないが、今回紹介した大型チェーンのレストランでもタイならではのものがあるので試す価値はあるかも知れない。
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