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寄り道:旧市街

Updated: May 15, 2020



自分のお気に入りはいつもバンコクの旧市街やフアラムポーン周辺地区である。

バンコク内で出かけるとなるとまずはその周辺となる。



デパートなどは必要最低限、買い物が必要な時のみに行くだけなので基本は中心地にいることはまずない。


どうしても首都に住んでいるとひとごみが面倒になるのでデパートは好きな場所とは言えない。もちろん最新のお店やおしゃれなお店は気になるが、行くまでの事、電車で行く場合の駅の混雑、デパート内の駐車場の確保の苦労、デパート内の混雑を考えると結局行かない、というめんどくさがり屋なのである。




と言いつつも旧市街ももちろん人は沢山いる。

いるが中心地ほどにごったがえしている訳ではないのでイライラせずにすむ。


旧市街と書くと廃れてしまった古臭い建物の集まりの様な意味にもなるかも知れないがバンコクの旧市街は未だに現役であり、王宮周辺に存在をしているので観光客や地元客で賑わう活気ある地域でもある。


東洋人の観光客も多いが、どちらかというと西洋人のバックパッカーの様な人達が多い。





古き良き町なため老舗の美味しい料理屋が軒を連ねていて、食べ歩き食い倒れの町とも言える。大袈裟に書いてしまっているが、実際自分は幾たびに3,4軒寄って食べている。


今回はその中のマハンノップ通りに触れたい。



この通りは鉛筆通り(タノンディンソー)の中で枝分かれしているソイになる。スタット寺の近くで、空中ブランコから徒歩2分程度の場所にある。マハンノップ通りの突き当たりに大きな中国寺ジャオポー・スアがある。


通り自体も数百メートルの長さなので、鉛筆通りから入ると遠目にこの中国寺が突き当たりに見えるのですぐ分かる。


写真右手に見える中国寺

いつも色々と寄り道をして、行くたびにお店を入れ替えているので毎回食べるとまでは言えないが、旧市街の中でこのマハンノップ通りが一番好きだ。


よく食べに行くお店は海南麺(カノム・チーン・ハイラム)が一番多い。

タイの麺ではなく中国海南島風の麺であり、スープもあっさりしていて外国人に受けやすい感じがする。



麺の感じは超極太そうめんといったところだろうか。うどんよりは細い。あっさりスープに添えるソースは小エビの漬物の辛子味噌の様なもので味を濃厚にしてくれる。


ぱっと見で目だったものは何もない

お店もとても簡素で飾っていない。老舗によくある味で売っているお店。とてもはきはきした笑顔の素敵なおかあさんが作ってくれる。


自分は日曜日にしか行けないので行く時に見る客層は華僑系のタイ人が多い。

場所柄、中国寺が近いというのもあり昔ながらのお客は華僑の人が多い?と勝手な想像。


日曜日にしか行かないのは、こういったお店は朝からお店開きをして、午後3時には終わってしまうので平日はまず機会がないからだ。


もう一軒はカーオ・ナーガイ(鳥のあんかけごはん)のお店。


海南料理のお店も10席もないこじんまりとしたお店だが、このお店も5席程しかないこじんまりしたお店だ。


作りおきではなく、はじめからしっかり作りこんでくれるのでほんの少しだけ気長に料理を待つ必要がある。


バミー・ナーガイ(トリのあんかけたまご麺)もあるのでお勧め。

ここも老舗であり、今はお孫さんたちがお店を手伝って経営をしている。お昼過ぎになるとお店の前の通りに2つ程席を出して対応をしているが時間によっては入店町の列がしばしば出来ている。

ぱっとみではお店が開いていると判断しにくい

3件目は少しだけ通りの奥に入って行ったクイッディヤオ屋さんだ。

こちらも気さくなおかあさんが作ってくれる。トムヤムはもちろんな所マナーオふんだんに使ったすっぱいトムヤム麺を作ってくれる。個人的に激すっぱいと激辛が好きなのでこのお店はかなりの好みだ。

この上記の3軒をはしごする事もあるが、どちらのお店も一杯50バーツ前後であるので、良心的な金額で量も程よいので少し大きめの胃の持ち主であれば3件はしごはお手の物だと思う。


麺が大好きな自分だからというのもあるが、どのお店も美味しいし、料理自体、味自体がそれぞれ違うので胃が大きくなくても食べれると思っている。


一通り食べてお腹が一杯になった頃にのどを潤す為に最後にカフェに入る。このカフェは新しめのおしゃれ系カフェで、見た目的に小じゃれている。とは言うもののお客も地元の華僑の感じの若人も多く見える。



場所柄か常連の人の雰囲気からか、とても静かで落ち着けるお店になっている。最近のカフェの風潮でもあるが、●●ティーを頼んでもちゃんとお茶や素材の味や香りが感じられ甘さも程よいものが多いので、それに感動して結構頻繁に行く様になっている。


マロンジュースだかティーだかもタイではなかなかお目にかかれないので感動をした。


それから抹茶ラテの時は抹茶をゆっくりと時間を掛けて、手で立てていたのを見てびっくりした。どこで手に入れたかあの抹茶を立てる道具と関心した。




4軒をひとまず例に挙げただけだが、まだまだ他にも沢山お店があり沢山の人々で賑わって活気のある旧市街である。





王宮周辺には川沿いの素敵なレストランやお店もいいが、こざっぱりと飾らない老舗の料理を軽くお寺散歩ついでに食べるのも粋なものだと思う。また別の機会にこの旧市街の紹介をしたい。

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