寄り道:アユタヤー
- 絵空事
- Mar 5, 2019
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Updated: May 16, 2020

アユタヤー、タイに来た事がある人は知らない人がいないだろうと思えるくらい有名な場所。
個人的にアユタヤー県の正式名がすごく気に入っている。プラ・ナコーン・シー・アユタヤーと言う。車のナンバーなどは全てこの正式名で明記されている。素敵な響きでとても好きだ。

そしてバンコクを中心に滞在する人達の観光地の一つとして名高い場所でもある。
稀に一泊二日の滞在をする人もいる。多くの人は何らかのツアーに参加をして日帰りで行く人が多いのではないかと思う。
車で一時間程度で着けるバンコクから最寄の観光地である。ツアーもあればバスでも行けるし、バン(ロットゥー)でも行けるので日帰り旅行には抜群な場所。電車でも行けるがタイの列車はまだまだ単線の為気長な旅となる。列車に揺られて行きたいという人は時間にゆとりがある人だけにお勧めだ。

ちなみにバンコクアユタヤー間の景色は特にタイの田舎らしいという景色もないし大自然な景色もないので車で行くことを個人的に薦める。列車で行く利点は渋滞なし、交通事故の可能性が非常に低いという事だろう。
金銭的にゆとりがある人または乗り物の乗り換え移動が面倒な人にはタクシーという手もあるが、値段は定かではない。
タイ人価格で行った場合片道高速代込みで千バーツを超える。往復2000バーツだが途中に遺跡巡りを入れるので3千バーツ位になると思われる。外国人の場合はアユタヤーに行ったら片道2千バーツ近くなるのではないかと思うのでタクシーで往復を考えている人はそれなりの覚悟で。
逆に地元のツアーに申し込んだほうが安上がりかも知れない。

アユタヤーの短距離の場合タクシーを雇うタイ人自体少ないので金額は分からない。タクシー代を払うくらいならばレンタカーで気ままにもっと安く行く人も多いはずだ。それからタクシーは24時間走り続けている車が多いので近距離と言えどアユタヤーに行くとなると都市部を出て郊外への長距離走行となるのでしっかりとした新しいタクシーを選んでおかないと道中で車が故障ではどうにもならないので、気をつけよう。
ツアーでもなく、タクシーでもない方法でアユタヤーへ行った場合、現地でサームロー(トゥクトゥク)に乗って遺跡を回る必要になるので行きたい遺跡の場所や名前をある程度把握しておこう。

というのはこのサームローや現地タクシー(自家用車を普通に使う)にぼったくられる可能性大だからである。便利な点は地元の人なので有名な遺跡をくまなく巡ってくれる。やっかいなのは値段交渉である。流しのサームローでない限り確実に交渉となる。それからツアーのお勧めなどが色々と出てくるだろう。
値段の相場は確かではないが、2,3時間のツアーで一人700から千バーツ程度にふっかけられると思う。

自分自身何度も行った事のある場所なので色々試したくあえて騙されたりもした。
その昔だが、たむろしているサームローに声を掛けてツアーを申し出られ交渉をして最終的になったのが700バーツだった。アユタヤーはとにかく暑く日照りがひどい。何も遮るものがない遺跡群なのであえて風を受けれるサームローを選んだのだ。
普通自動車の場合駐車をしている内に車がものすごい暑さになるので乗った時の暑さを考えればサームローに越した事はないのだったが。。。いざ車に案内されるとおんぼろの乗用車であった。

すかさず自分はこの乗用車には乗らないしサームローじゃなきゃいやだときっぱり伝えたが、乗用車の方がエアコンがあるから快適だと押し切られ、もうめんどうなので結局乗用車で。
おんぼろなのでエアコンなんて期待できず、窓も壊れて空けられない始末だったので逆に笑えた。それから一緒に来た友人はマレーシアから来ていたので暑さになれておりなんとか凌ぎ通せたのである。
その前の年は流しのサームローを呼び止めて交渉をしたら4時間二人で500バーツであった。これは全然ぼったくりでもなく善良な料金だった。

サームローに頼りたくない人はレンタル自転車を活用すると良い。GPSもあるので全く問題なく目的の遺跡に辿り着ける。多くの日本人の若者が皆顔を真っ赤にして自転車で周っているのを見かけた。
とにもかくにも暑さ対策を忘れてはいけないアユタヤーだ。日傘というより大きな傘でも足りない位の日差しの強さなので覚悟をして行くべき。
気持ち的に天空の城ラピュタがあればこんな感じだろうと言える。朽ち果てていてとても日差しが強く、木々が大きく育ち遺跡に食い込んでいる。
今回は各有名観光地、遺跡について触れるわけではないくアユタヤーに行こうと思っている人達に心の準備と暑さ対策を忘れないで欲しいので書く事にした。

それから最後に食べ物の事を少しだけ。アユタヤーと言えば舟そば(?)グイッディヤオルアと川エビが有名だが、それは有名すぎなので、別の地元のお店を紹介したい。
お店の名前は『グィッディヤォ・パック・ワーン』である。このパックは野菜、ワーンは甘いなので甘い青菜のラーメンとでも訳そうか。

料理はなんでも美味しい。パッタイも昔のパッタイ風で懐かしい味だ。いつも沢山のお客さんがいるがそれにあわせて沢山従業員も雇われているのでテキパキとして料理を待つ事も殆んどない。

アユタヤーを訪れたら是非一度寄って欲しいお店のひとつだ。
暑いので休憩しながら遺跡巡りをする事忘れずに。
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