仮面舞踏会
- 絵空事
- Jul 27, 2019
- 3 min read
仮面舞踏会と聞いて『少年隊』を思いついたあなたは負け。年齢がバレバレ。
自分はもともと世の中に興味を示さない人種のひとりである。
テレビ自体を全く見ないし、ネットでニュースを追いかける事も全くないので、本当にふとどきものな勢いで世の中音痴だ。
そんな中気になるものがあるとユーチューブですかさず見る。今回はその中で珍しく毎週見ているものがあるのでその紹介をする。
Work Point というタイのケーブルテレビのチャンネルで色々と内容の濃い番組を企画して放映しているので有名なチャンネルだ。

今回紹介するのは THE MASK Singer という番組。自分はなにも知らないまま面白いので見ているだけなので原則全くの知識はない。マレーシアの友人がもともとは韓国の番組でフランチャイズしてきた番組と言っていた。
番組の概要はタイの有名人が歌とパフォーマンスで競う番組であるが、この有名人が決して歌手とは限らず、俳優だったり、芸能人というよりも別の世界での有名人で歌が上手い人達が番組に招待される。

ここが自分の好きなところで、それが理由で見ているのが、ただただこの人達が出てきて、お互いの技能を披露して競う分けではない。みな番組特製の衣装とフルフェイスの仮面を付けて出てくる。
番組のコンセプトとして仮面を付けて正体を絶対に明かさない、インタビューの時は声が合成されるので、声からは分からない様になっている。質問コーナーでも仮面の有名人たちはまじめに質問に答えずはぐらかして正体がばれない様にしている。
人によっては歌声や、歌のジャンルも普段の自身のものとは全く違うものにしている人も多い。普段は座って静かな歌ばかり歌っている歌手は声も絞って、踊ってなど間逆の事をしている。
つまりは、その人の背景、名声、顔、経歴が全く分からないままその仮面の下の歌声と表現力だけで競う本当の実力勝負の番組なのだ。
人気番組なので過去にもう何回も行われている歌合戦。毎度テーマがあり今回のテーマは『タイ文学』を元にそれに出てくる有名な登場人物の衣装仮面を付けて有名人達がパフォーマンスを競い合っている。回を重ねる毎に番組の質も磨かれて行き、この出演者選びの審査も厳しくなって行き招待される人達の歌唱力のレベルもどんどんあがっているので、今回の戦いはかなりレベルが高い。

まずは4つにチームが分かれトーナメント式になっている。
1つのチームに6人なので合計で24人の戦いである。
①マーイトゥリー
②マーイトー
③マーイエーク
④マーイジャッタワー
チーム名もタイ語の音を表す5声を表す為の記号の名前4つが使われている。
最後にこの4つのチームの優勝者達4人がチャンピオン争いをする番組形式になっている。
今回は予選部分は省略するが、予選落ちしてしまったがすごい人がいたのでその人の紹介も併せてしたい。上に書いたようにそれはそれはレベルが高いので他の人達もすごいレベルだが個人的にその中ですごい!と思った人の紹介になる。

予選のジャッタワーチームに参加したパントゥラッに扮装した女性だ。
衣装のシルエットからしてほっそりとした小柄な女性だがかなりの美声でオペラでも行ける勢いの声量と技術なので、是非聞いて欲しい。
この番組は予選の段階ではスタジオの視聴者と各芸能人の審査員によって加算され高得点者が勝ち抜きとなり、毎週一人が抜ける。落選者はマスクを取って正体を明かすという仕組みになっている。

このパントゥラッは予選の決勝で落選してしまった。勝ち残れる人達は歌唱力とは別にパフォーマンスが上手かったり、選曲もよかったりと色々な要素が必要となり勝てるので、負けた人達が決して歌が他の人より下手な訳でもない。とにかく凄い人だったので落選してしまい残念だった。
予選勝者の発表に続く。
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