ワット・ラーチャシターラーム
- 絵空事
- Jul 5, 2020
- 3 min read
はい、BTSも地下鉄も普段乗りません。
人が多いの本当に苦手なのといちいち階段を上り下りしたり、電車を待つのが嫌いなそれはそれは大そうなめんどくさがり屋だ。

地下鉄がチャオプラヤー川を越えたのを初めて知った。駅が出来るのは知っていたが川を超える頃には地上に出ているだろうと思っていたら川の下を潜ってロンブリー側まで伸びていた。自分含め友人の多くはバンコクの北東側に住んでいるので旧市街やトンブリー側の事には疎い。というか自分は色々な事に疎い。

という訳で友人と待ち合わせをして地下鉄に乗りいざMRTのイッサラパープへ向かった。
近年の傾向と言うのだろうか、それとも歴史ある旧市街側の駅だからだろうか、いろいろと駅構内のデザインにこだわりが見えて面白かった。

昨年も同じ友人と同じく地下鉄に乗って一つ手前の駅、チャオプラヤー川直前のMRTの駅『サナームチャイ』で降りて散策をした。
もともとお寺が好きでタイの歴史が好きな仲間同士なので集まると必ず旧市街であるし、お寺巡りをするのが必ずの事になっている。
毎度どこか行きたい場所に目星をつけておいてそれに流れるようにテキトー気ままに散歩をしながら行く決まりになっている。今回ももちろん行きたい場所を事前に話していた。

駅に着くと実は行きたい場所の多くはこのMRTイッサラパープ駅から離れているという事に気づき駅の標識から見つけたお寺にまず行く事にした。

【ワット・ラーチャシターラーム】というお寺。なんとMRTイッサラパープ駅の2番出口を出て徒歩2分の場所にあるとても便利な場所にあるお寺だ。この2番出口はイッサラパープ通りソイ23に位置しており、このお寺もソイ23の中にある。

このお寺もなんと『第二級王室寺院』だった。あまり知られていない地元密着型の行った事のないお寺に行こうと話していたので、幸運にもいきなりこの第二級王室寺院に遭遇する。
このお寺はもとを辿るとアユタヤ時代からの歴史あるお寺であり、後に王族の希望で隣に別の寺院を立てたが、この2つの寺院をひとつのものとした事からこの場所の価値がさらに上がったそうだ。

さすが旧市街及びトンブリー地区にあるお寺は歴史が違うお寺が本当に多い。
1日で何か所も回る予定になっていた。このお寺に着いたのは朝9時過ぎだったがお寺好きが集まりお坊さんと話したり、境内の中の人と話したりあれこれみているうちにあっというまに11時になっていた。しかもものすごい灼熱の太陽に照らされて体力の消耗も著しい。

余談が長くなったが、何も知らないまま行ったお寺で事前知識を持たず余計なものがない状態で見たお寺だったので純粋にみる事が出来た。とても整備や清掃、それから修繕が行き届いている美しく安らぎのある場所だった。特に仏舎利の棟が他のお寺よりも美しかったという個人的な感想だ。静かな美しさであり、沈黙が多くを語ってくれているそんな場所。
皆の無病息災を祈りました。

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