ワット・シーサ・トーン(芸術散歩)
- 絵空事
- Nov 19, 2019
- 3 min read
Updated: May 15, 2020
引き続き芸術散歩が題材で、場所もナコンパトム。

行きつけのカフェや食堂、レストランはナコーンチャイシー郡に集中しているので、ナコンパトムだがこのナコーンチャイシー郡内をウロウロしている事が多い。
行った事のない場所は必ずグーグルマップで道案内をしてもらいながら行く。
渋滞や工事を避けるため自動的に裏道を案内されて、ここはないだろうという道を走ることもしばしばある。
主だった幹線道路ではない裏道や地元住民の通り道を通り抜けて走るのでその地域の人々の
生活も垣間見ることが出きる。

全部の地域を見てまわってはいないので何も断言は出来ないが、見た限りでは基本は大き目の一軒やが殆どである。その一軒家もそれなりに立派なものまたは豪華な一軒やばかりだ。
あばら家やほったて小屋らしきものは一切見当たらない。それからバンコクから隣接している場所に多くありがちな小さな部屋が集まった集合住宅すら全然ない。
地元住民同士が協力し合っているのか道も小奇麗でこのナコーンチャイシー郡は街路樹が奇麗に整備されいつ訪れても花が咲いているのも特徴だ。
この長閑な田園と田舎道を走っていくと途中にナコーンチャイシー駅に遭遇する。とてもこじんまりとしたかわいい駅だ。そこからまだ線路に沿ってさらに走っていくとこの大きな大きなお寺『ワット・シーサ・トーン』に遭遇する。

悪い意味はないもないのだが、こんな田舎のどまんなかにいきなりこんな大きなお寺がある??という様な場所である。しかもそんな場所に関わらず参拝者の車で敷地内はいっぱいになっている。お寺の規模と参拝者の数の関係か、セブンイレブンすら存在していた。
田舎の見分け方は、セブンイレブンがあるかないかで分かれるのもあるのだ。ここは明らかに田舎であるが、セブンイレブンがあるのは驚きな事でもある。

参拝者の人がどこから来ているのか?という位人がたくさんいた。車のナンバーを見ても近隣県バンコク、アユタヤー、スパンブリー、ラーチャブリーなどなどであった。
重ねて言うが、全く悪い意味ではなく口が悪い表現方法になるのだが、こんな辺鄙な所にあるお寺なのに何故こんなに整備されていてしかも非常に細かい細工がされた建物でそれを美しく保てているお寺なのか?と疑問になるお寺である。

その謎は参拝者の数を見ればすぐに消えてしまう謎だ。参拝者の車は絶えず来て、家族や大勢でお参りに来ている人が多いのでとにかく大勢がお寺の敷地内にいる。
お寺の豪華さももちろん人々を呼び寄せる要因であるが、ここはご利益があるで有名なお寺らしい。それからこのお寺を建てるために土地を掘ったときに金の仏様の頭が出て来たので徳がある神聖な場所として建立された様だ。それ以来地元住民から厚い信仰と支えを受け今日に至る。

もともとはラオスから移民として来た人々がこの地に根を張り、このお寺を建立したそうな。年代ははっきりとまで知らないが200年程前の事らしい。
その当時このお寺は『ワット・フア・トーン』と呼ばれていた。フアとは頭、トーンとは金なので、土地を掘り起こした時に金の仏様の頭が出てきた事に由来している。その後このフアという言葉がシーサに変わっただけ。シーサとは頭、頭部という意味で同じ意味には変わらない。

言い伝えや伝説、宗教はどこまで信じるか本当かは個人次第だが、この徳を持った土地は200年という時間を経ても繁栄をしている。
興味深いお寺のひとつとなった。

Komentarze