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プラナカン文化

Updated: Apr 18, 2020



タイでも昔からあるものを大切にしようという勢いが強まって来ているのか、それともそれを利用して商売が出来るからなのか、色々と古い場所を修繕して再び新しい観光スポットとして再利用している場所が増えてきている。



代表的な場所と言えば【エーシアティーク】である。


もともとは【プラナカン】と呼ばれる人たちがいた。

中国大陸から新地開拓目的で東南アジアに根付いた華僑の人達の末裔を指す。

主にシンガポール、マレーシア、プーケット、ソンクラーなどを経由して交易をしていた為にその地域に沢山いる。有名なのはシンガポールそれからマレーシアのペナン島だ。


この【エーシアティック】はもともとお米などの倉庫の跡地なため川沿いにはその当時を思わせるお米を運んでいる労働者の銅像がある。


赤レンガの廃墟の倉庫跡地と周りにも特になにも目立ったものがない場所にこういったものを土地の復興として再建したのである。


レストランが中心なので昼間はシーんと静まり返っている。夜は敷地内の夜市が開かれ中国大陸からの観光客が中心に賑わっている。


もしタクシーで行く場合はBTSのサパーンタクシン駅から5分程度だが、夕方は渋滞がひどいので30分以上かかる場合もある。

同じくBTSの駅から無料の船も行き来しているのでそれを利用するとよい。歩けなくもないが結構な距離があるし暑いから船に乗るのが一番よい。



次は廊1919という場所。

こちらも同じ用に行商の船着場兼倉庫であった場所である。


完全な元通りになる修復ではなく、ある程度時間の流れを感じさせる劣化部分を残して昔の雰囲気を今に残すような修繕になっている。

とても雰囲気のある場所である。



少し不便?と思われる場所でありながら人気の観光スポットになっているのでいつも写真をとる人々で溢れかえっている。


場所が綺麗な事意外にブティックもありセンスのいい中国を意識した洋服の数々があるのでお土産というよりも自分で着る為に購入などもいいかも知れない。



タイにいながら中国である。東南アジアと華僑は切っても切り離せない繫がりがある。

ここには神様も祭られているのでお寺としても使われているし、博物館でもあるので一見の価値大である。


常に見張りの人がいて、変なところに座らないように、触らないようになど重要文化財の為管理は厳重である。




これ以外には So Heng Tai という場所が川を挟んだ対岸にある。

これはいわゆる『こちら側』になるので行き易い。


【あちら側】とはチャオプラヤー川を挟んで手前がバンコク中心地で川を渡った側の【トンブリー地区】を意味する。タイ語では【ファン・トン】と呼ぶ。トンブリー側という意味。



ここは家主がそのまま住んでいて空いている場所を使ってカフェを営んでいる。家の真ん中にある深いプールはスキューバーダイビングの練習場として貸し出ししている。しかも家の奥には沢山の犬がいてブリーダーとしても商売をしている。




So Heng Tai の近くの中国寺の船着場から『向こう側』の廊1919を眺めることが出来る。大きな中国の五重の棟の様な建物の右奥が廊1919である。


スクムビットなどの街中も色々と面白いものはあるが、やはりアジアは歴史長い国々なのでこういった旧市街を巡るのは飽きないのである。

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