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バンコク名物 洪水

Updated: Oct 1, 2020

バンコク、ジャカルタは一年中洪水しています。


大雨洪水で車が立ち往生

あまり負な印象を与えるような事は書きたくないと思っているのだけど、注意事項として書いておくべきと思い、洪水の内容を日記にする事にした。


昨日ちょうどこの洪水に出くわしたというのもある。


日本語で『洪水』と書くと怖い印象、山が崩れる、河が氾濫するなどの想像になるけれど、こちらでの洪水とは『冠水』に相当する。


もともと東洋のヴェニスと呼ばれた運河の都。現在ある幹線道路及び通りの多くはもともとが運河であった場所ばかりなので水はけ自体が悪い。

それから首都圏全体が平地で低地であるため、水もなかなか海へ流れていかない。

バンコクの特徴は一切の坂道がないので平地という事がよく分かる。


バンコク都巨大下水道建設プロジェクトの看板があるのに。。

パリ、東京、ニューヨークの様に下水道というものが存在していないのがバンコク。

下水管はあるけど、大きさもスーパーマリオが出入りする土管より小さい、はたまたジャイアンとスネ夫が野球をしている空き地の土管よりも小さい位。


その大きさでスコールの様な集中豪雨、1時間以内でのすごい降水量に排水溝はもちろん追いつくはずなし。もちろん水は逆流をする。


昼の2時に降り始めて3時前にはこの状態

土管が小さい、平地、水はけの悪い土地、という悪条件以外に、露天屋台からの生活排水が影響を及ぼしていると勝手に見た目から判断している。。屋台から捨てられる生活排水は油っぽいもの、または油そのものも捨てられる。


マンホールや排水溝に料理で出た油や、カスをそのまま流し込んで捨てているのを見受けられることがある。

油は熱い時は液体だけど冷えると固まるため、もともと狭い下水溝が油やその他のごみでぜばめられているという泣きっ面に蜂状態。



東南アジアの街を旅した人ならしっているが、こうした排水溝はねずみやゴキブリの温床と化している。


もうどこを歩いていいか分からない(立ち往生中)

身をもって経験した事から3つの注意事項を必ず頭のど真ん中(方隅ではだめ)入れておいて欲しい。


① 大雨の降り始めに排水溝にどんどんと雨水が流れ込んでいく、自然に排水溝の中の生き物は溺れ死にしない様に出口を探して出てくる。雨の降り始めの時はマンホールの蓋、排水溝近くにいると非常に怖い思いをする。穴という穴から一斉にゴキブリが大量に出てくる、その上に立っていた場合は生き物は自ら逃げる本能で高いところへ非難となるので自然に足に上って来るという、戦慄に襲われるので気をつけよう。


② 道路が冠水している場合は、どこにも行かないでその場に留まること。

とにかく汚水という汚水。上記に書いたような排水溝の水が道路に溢れ出てきている事を想像してもらえばどんなに怖い水かは想像容易。


これ以上の水深の場合もうどこが歩道かも分からない

入れるカフェなどがあれば座って辛抱強く待つ。ひどい場合を除いて大体1時間もすれば水が引き始める。屋台でも座れればそこで待つ。大雨、洪水ではお客さんも来ないので気長に待っていても問題なしだし、店員さんも今行くべきじゃないと引き止めてくれる。


③ 万が一汚水の中歩いていかないといけないはめになった場合は電柱の周りを歩かないこと。たまに漏電をしている事がある。自分自身で経験済み。


知らないで歩いていて、なんか痺れると思ったらちょうど電気局の人が来て処理をするところだった。この漏電で死亡事故も東南アジアでは起きているので本当に気をつけて欲しい。


どうしても歩く場合、履いている靴を捨てる勢いで歩いて欲しい。靴がもったいないからと言って靴を脱いで歩くのはとっても危険!


水がとにかく黒いので水深も分からず、どんなでこぼこの所を歩いているか、排水溝の穴があるかさっぱり分からない。排水溝の中にガラスの破片があってそれが出てきているかもしれないし、とにかく段差が多くて歩きにくいのがバンコクなので水深が見えない状態で歩くのはとにかく危ない。誤って転んだりしたら非常に汚いし健康も害する可能性あり。



こんな世渡り上手もあるらしい


昨日は大雨を1時間位やむのを待っていたけど、もうこれは止まないだろうという判断になり大雨の中バイクで帰る事に。停めておいたバイクの浸水率も上がってきたので非難も合わせて。


大雨で風も強かったのと車の往来もあったので、汚水が跳ね上がりまくりで、大風でも汚水の臭いが分かる勢い。今までの経験では冠水でも結構普通にバイクで進めていたけれど、昨日のは大波に逆らって進むジェットスキー状態だった。余りの暴風雨な為携帯はバッグの中に非難していたので撮影出来なかった。


もちろん全身びしょぬれでそうやって進んでいるうちに大波にあい、ビーチサンダルがまんまと連れ去られてすごい勢いで遠ざかり帰らぬものとなってしまった。一応追いかけて行ったものの、車による水の流れがとても速くもう追いつけなかった。

そうこうしている間に水深がどんどん上がって行きバイクでは走れないはめになり立ち往生という落ちつき。


サンダルを追いかける一場面


結果として洪水の時は辛抱強く大人しく待つこと!



それからくれぐれも1度くらい経験なんて言って汚水の中を歩かないこと!感染症など色々と危険な事があるので決して真似はしないように。

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