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ティン・タイ・フー(鼎泰福)



タイは他の東南アジア諸国と同じく華僑の人が沢山います。

ただ他の国と違うところはこちらの華僑の人はタイに同化している人が多い。


ネット上で調べると、どうして他の東南アジア諸国と比べると同化しているのか?という疑問で調べてみたら、昔からの国王が定めた決まりの影響だそうだ。


遥か昔から中国大陸から商売の為にタイにやって来る人が沢山いた。

彼らにタイ国内に滞在、商売をする権利を与える代わりにタイに暮らすのだからタイ人として暮らしなさいという政策をもとに暮らしていたからだそうだ。



なのでタイには『あれ?これ中華?それともタイ料理?』という様に境目が曖昧な料理もあるので、よし今日は中華を食べよう!とかはほぼない?(自分の周りでは皆無)。


それから華僑が多いとは言え、中華を食べるとなるとそれが外国料理になるので普通のタイ料理を食べる時と値段の相場が変わる。高いのだ。


そういう理由からかは知らないが、バンコクでは中華を扱うお店が多くはない。その中でも四川料理を扱うお店を探すとなるとさらに数が減ってしまう。。。お店があっても美味しいのか分からないので高いお金を出して美味しくなかったら嫌だとかだだをこねて来た。



前にタイの友人数人で香港やシンガポールに行った時にこぞって美味しい四川料理のお店に行きお腹いっぱい食べて帰って来たのを覚えている。


そんななかやっと重たい腰を上げて思い切って入ったお店があるので紹介したい。


海外にも出れない今時期というのもあり、旅行気分になりたかったし、中華が食べたいと思っていて、2つ候補があった。一つは中国語しか通じない街の食堂。とても美味しかったけど行くのが面倒。そこでよく通りかかるけど入った事がなかった行きやすいお店にした。



ティンタイフー』(鼎泰福)というお店。


初めて行ってから合計5回行っている。毎回台湾と思われるお客さん毎回違う人たちが食べに来ていた。本場の人が食べにくる位だから味は間違いないと思っている。

それから厨房にいる人たちも中国語を話していたので本場の人かなと。


普段の主食はタイ料理、ほぼずっとタイ料理なので久々の中華はなんだか別の奥行きがあって円やかで美味しい。麺バカな自分はもちろん麺を頼んで食べた。

前から通りがかっている時にお店の前でこねているのはチラ見していたが、そのこねられているものがここに麺になって出て来ていた。



感想は『感動!』手打ち麺だけあってすごい弾力、すごい麺が長い、かなりコシがある。

お店の前ですごい長さで伸ばしては打って、こねてとやっていたからさすがだった。


びっくりした。手打ち麺で値段が45バーツから95バーツ(2020年現在:具の内容によって値段が違う)。この低価格でこの質のものが食べれるのはすごい!と自分の中で感動をした。



上にも書いたが、中華は外国料理なので基本的にタイ料理より値段がするのが通常。

ただここのお店のメニューは素材や味から比べたら普通のタイ料理レストランの値段かそれよりも抑え目な値段になっているのも特徴。お得な感じがするお店。


煮物以外は注文を受けるたびにその場で作っているのでどれも出来立てで出てくる。しかもてきぱきと早いので待ち時間もほとんどない。


45バーツの素麺を頼んでもタレが美味しいし、食卓においてある【プリックパオ】をたくさん入れて食べるとさらに美味しくなる。




あくまで個人的な感想だし、ひとそれぞれ食べて来たものの経験も違うし舌の感覚も違うので、ひとそれぞれだが、とにかく自分はそれいらい好きになってしまった。


お目当ての四川料理も美味しかったし、マーボー豆腐も食べたが香港とシンガポールで食べたそれに似ていた。食べやすい美味しいマーボー豆腐はすこし甘い感じで円やかになっているが、ここのは中華山椒がかなり効いていて食べた時にプチプチと触感があったくらい。



そんなこんなでお気に入りの中華のお店が出来てしまい毎日のタイ料理からすこし脱線気味な今日この頃だ。



ティンタイフー】(鼎泰福)

営業時間:朝10時から夜8時半くらい(支店による)

支店:ラームカムヘーン、サトーン、プッタモントン、パッタナーカーン通り


サトーンにあるジャン通りの支店が一番行きやすいかも知れない。




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