チップ文化
- 絵空事
- Oct 5, 2018
- 5 min read
Updated: Oct 1, 2020
何が間違っている、何が正しいって事はなにもないけれど個人的な意見を書く。

ちらっと耳にした事があるのがチップをあげるのは良くない、人を見下す、人を使っているという意味になる場合があるらしい。
あぁ、そういう考え方もあるのかと新鮮な意見で参考になる。
ホテルで働いている人達は滞在費にサービスチャージ(全価格の10パーセント)がもらえるのでチップの事を余り深く考えたことがない。
もともとのお給料は低賃金だけれどホテルのサービスチャージ収入を分配してもらえるので幾らかの足しになっている。サービスチャージが無いホテル、宿泊施設もあるのでその場合はサービス内容から考えたりする。
どちらの場合でも退出の際に枕元にチップを残すようにしている。
旅行は良くしても、真実までは分かっていないので聞いたはなしによりチップは枕の下において置く。

理由は良く耳にする話からだ。チェックアウトの際にホテルのメイドさんスーパーバイザーがお部屋の備品の確認をする。その人はあくまで管理職なのでお部屋の掃除を直接するわけではない。その人がお部屋の確認の際にチップが堂々と置いてあるのを見てそれを回収してしまう、と聞く(事実は知りません)。
なので本当にお掃除をしている人にチップが渡って欲しいので、シーツをめくらないと見えない場所に置くという事で枕の下においておく事にしている。

ここでいつも悩んでいたのが数日滞在の場合は毎日置くべきか、最後の日だけにするべきかと考えていた。最近の考え方ではでは毎日にしている。その分金額をさげている。上げたい金額を滞在数で割って置いておく。理由はメイドさんもシフト制なので同じ人が毎日来るとは限らないからだ。
次にレストラン、パブ。

こちらも同じく低賃金。サービスチャージがある大手のレストランでは殆んどチップは置かない。その他の中小規模のレストランでは店員さんの努力を見てチップを払っている。
金額はレストランの規模、頼んだ料理の総額、それから店員さんの働き振りを見て判断している。
旅行で来ていて次来るかも分からないし、払いたくない、という人はそれはそれで問題なし。自分の場合は大体同じお店を行き来しているので次来た時も良いサービスを受けたいという気持ちもありチップは支払う。

チップは気持ちの問題だが、提供されるサービスの代価として支払いをする。レストランやパブの店員さんたちは1ヶ月9千バーツ位のお給料で暮らしていかなければならないので当然ながらチップを期待している。チップが無ければ生活自体なりたたなくなるのである。
レストランでは1時間程度、パブは数時間滞在するのでその間氷を持ってきてくれたり飲み物を注いでくれたりなど受けるサービスがある。チップを支払わない事に対して申し訳ないとも感じる。

こちらではテーブルの上にある飲み物は全て店員さんがしてくれるので自分でする必要がない。逆に自分でしてしまうと店員さんもチップが貰えなくなるかも、と飛んできてしてくれる事もある。
なので外食の際は100バーツ程度のチップを支払うつもりでレストランなどに入る様にしている。総合計が千バーツ以下の場合は20バーツでも40バーツでもお金はお金で貰えるのは嬉しいものであるはずなので少量のチップであるが支払う。
よく言う総合計の10パーセントみたいな考え方が簡単でいいかも知れない。
人によってはチップの金額でその人の器として見ている人もいるみたいだ。
マレーシアから友人が訪れていた時に自分がホストとして夕食をご馳走しチップを店員さんに払っていた。レストランを出たときに友人が、きちんと相応の金額のチップを支払っていたので、人に敬意を払えているというお褒めの言葉だった。
人によって、チップは良くない行為もあればチップは良い行為とやはりどの国、場所に関わらず10人十色だ。自分の気持ちに従って行動していればそれでいいと思う。

レストランの場合はチップの支払い方が2つある。
お釣りを受け取る際にチップを釣銭受けに置く。その場合チップは自動的にお店に入る事になり総計を従業員で分割をする。
自分は直接手渡しでお世話をしてくれた店員さんに渡す。そうすると渡したチップはその店員さんのものとなるのである。
チップを払いやすくなる様にお釣りが細かくなって20バーツ札が多めに出て来ることもある。例:200バーツのお釣りで100バーツが1枚と20バーツが5枚となって出てきたりする。その場合はある意味見えない信号を送って来ていると思う。
余談だが最近のレストランの店員さんはミャンマー、カンボジア、ヴェトナムと国際色豊かになっている。言葉の壁はあるけれどとても勤勉な人達で働き者た。
屋台や小さな食堂の場合は支払わない。こういった場所は受けるサービスは殆んどないからである。最大でお水、飲み物を運んできてもらう程度だし、その場所に滞在するのも30分程度である為。
次は駐車場
レストランにある駐車場は大体警備員さんもどきの人が車の出入りのお手伝いをしてくれている。こういった駐車場の場合は均一で20バーツ。どんな人と行ってもその人達みな20バーツだったので。
最後にマッサージ
マッサージ師の人達は月給制でないところが殆んどの様だ。お客さんがついて初めてお金がもらえる。金額は大体お店が提示するマッサージ代の50パーセントである。
例えば1時間600バーツの場合、彼らが貰えるのは300バーツである。相当な人気店、ご指名が毎日あるとかでない限りは一日2人か3人程度なんて事を聞く事もある。景気が悪い日は一人もいない日もありえる。とても不安定な職業である。
自分は滅多にマッサージに行くことはないのでもし行った時は100バーツから200バーツ程度のチップにしている。金額にバラつきがあるのは時間によって金額を変えているからである。気持ちとして1時間100バーツにしている。
まとめ 自分自身の気持ち次第という事で大丈夫!
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