旧市街:ター・アルン
- 絵空事
- Apr 9, 2020
- 3 min read
Updated: May 11, 2020
バンコクのロックダウンに伴いお気に入りの場所に行けない。それから感染拡大抑制協力の為外出の自粛もしているので仕事に出る以外はほぼひきこもり状態の日々。
今回のコロナ危機でタイ国内の失業者は650万人と言われている。そのうちの多くがガイドを職業としている人たちと聞いた。それだけ観光業に頼っている国だという事がわかる。
観光業が盛んな国は見せ方が上手でその場所の良い所を良く知っているから出来ると思う。そんな見せ方の上手な場所をひとつ紹介したい。

知り合いのレストランで2020年2月に開店したばかりにも関わらずこのバンコクロックダウンに遭遇し、お店はレストランとしては開けない。応援もかねてこの危機を乗り越えてすべてが収まったのちにまた素敵なレストランとして復活してもらいたい。

題名通りこのレストランの名前は【ター・アルン】という。
この『ター』はタイ語で船着き場という意味。『アルン』は太陽を意味する。翻訳すると『暁の船着き場』という意味で素敵な響きのするレストランの名前だ。
バンコク通の人は『アルン』と聞くとピンと来る人もいるかも知れない。
そう、ここは【暁の寺:ワット・アルン】を望めるレストラン。

タイを訪れた事がある人は必ずと言っていいほど目にする有名なお寺。タイ王国3大寺院のひとつだ。タイに来た事がない人でもテレビで見た事があるという位有名だと思う。
その有名なお寺をチャオプラヤー川を挟んだ対岸にあるので食事をしながらこのお寺の荘厳さ、優雅さを満喫できる場所になっている。

2020年2月に開業してから間もなくロックダウンになったため自分は1度しか行けていないのでメニューなどの写真はまだ少ないがあるものだけで紹介をしたい。
メニューはタイ料理が中心。
タイ料理の中でも屋台ではなかなかみかけない料理つまり決して有名ではないがタイ料理として長い事存在している家庭料理などがある面白いメニュー構成をしている。あわせて現代風に調整されているので、見た目は原型をとどめておらず、それがもともとなんという名前の料理だったか分からに位素敵に飾られて出てくる。ただ一口食べると味は原型をとどめていて昔懐かしい味をしている。フュージョンと呼べるかも知れないが味はしっかりとタイ料理で素晴らしい。

このチャオプラヤー川沿いにあるレストラン群の醍醐味は【暁の寺:ワット・アルン】に沈む夕日を眺めながらの食事が出来るというのが大きな看板になっている。お店によってはこの大きな看板のお陰で料理の味がいまいちでも繁盛している。

この【ター・アルン】は創作タイ料理、味も研究を重ね努力を重ねているので看板負けは決してしていない。いつまで続くか分からないこのコロナトンネルから早く抜け出してまたこのレストランが復活してくれる事を願う。

レストランだけでなくその周辺も訪れるべき場所満載なのでコロナウィルスが落ち着いたら是非訪れてもらいたい場所のひとつだ。

お店情報【ター・アルン】(Tha Arun)
最寄り有名寺院:ワット・ポー(徒歩3分)
最寄り駅:地下鉄サナームチャイ(徒歩5分)
最寄り船着き場:ターティアン(徒歩3分)

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