ユン・カーオ・ホーム
- 絵空事
- Apr 8, 2020
- 5 min read
Updated: Jun 20, 2020

暗い気持ちになるような事は書きたくないし好きではない。
かと言って職場と自宅の往復だけの生活がもう長く続いている。どこにも出かけないので新しく思いつく内容も特別ない。。。。
ここ数日新しくコロナウィルスに感染した人の数も2桁に減ってきているのでこのまま外出を控える協力をして早くこの危機が収まる事を願うだけの状態。

という事でこの『バンコク閉鎖』が解除されたら食べたいものがあり、それについて書くことにする。
何度も書くが基本は『サカナ』以外は殆ど食べれる。全部の国の料理を食べた訳ではないが、インド料理も、西洋料理も好きだ。バンコクに暮らしているので主食は主にタイ料理。辛いものが大好きなので自動的に主食はタイ料理となる。

お洒落なお店やお洒落な盛り付けの料理も大好きだ。理由は単純で写真映えするので投稿しやすいからというだけ。場所によってはお洒落なだけで美味しくない場所もあるし、お洒落な場所はやはり値段がする。
本当に好きな料理は家庭料理や田舎料理だ。飾らない素朴さがあるが素材の味がにじみ出ている料理が本当に美味しいと思う。

タイ料理もたくさんの種類があり中華よりのものもあればそうでないものもある。どれも好きだがよく食べるのは、南部料理と北部料理が中心だ。今回は南部料理の紹介をしたい。
タイ料理の中で南部料理は一般的に辛いとされる。
【ソムタム(パパイヤサラダ)】で有名な東北(イサーン)料理も辛いものが沢山あるがその辛さのもとは主に唐辛子だ。

南部の料理は沢山のコショウや香辛料を使っていてそれらが組み合わさって体の芯からじわじわと湧き上がる別の辛さをもった料理と言われる。
その中で自分の大好物の一部を紹介。
【ゲーン・タイ・プラー】(魚の内臓ペーストのスープカレー)

この((タイ))とは腎臓を意味するが、この場合は内臓という意味になる。魚の内臓を塩漬けにしたペーストを素に色々な香辛料と混ぜでこのゲーン(スープ)になる。
日本語でこれを表現するのは難しいが敢えて味の表現をするとすれば『海の幸風味激辛キーマカレー』とでも言えるだろうか。
ただ魚の内臓をつかっているため独特の風味やにおいを消す必要があり沢山の香辛料が使われている。どんなに辛くなく作っていても辛い料理のひとつになる。

お店で注文をするたびに店員さんに必ず毎回『辛いのは大丈夫ですか?』と聞かれて『大丈夫です』と答えて初めて注文が出来る代物だ。
逆に外国人が注文をすると『辛いから食べない方がいいわよ』って止められたもする。

自分は丸いナスがあまり好きではないが、このカレーに煮込まれてぶよぶよになったナスを食べるのがすごく好きだ。しかもサカナが嫌いな自分だがこのカレーは大好物。1週間毎日食べ続けても飽きないくらい大好きな一品。

※バンコク内でこの料理を食べる場合は南部料理を扱う専門店で食べるのがお勧め。それから大きな鍋で作り置きしているようなお店ではないと即席で作られてしまうのでコクも何も感じないいまいちなものになってしまう。
【ナーム・プリック・クンソット】(新鮮なエビの辛子みそ)

日本語の料理名はあまり気にしないで欲しい。日本語でどう書いたらいいか分からないのでほぼ直訳で書いているからだ。
これは香辛料という香辛料は特にないが【プリック・キー・ヌー】という種類の唐辛子を使っているので辛さはやはり激辛に属す。特徴は【ガピ】と呼ばれる干しエビの塩漬けペーストが素につくられているので独特の香りと風味がある。【納豆】の様に食べていない人がそのかおりをかぐと臭いとなる事もある。
生野菜に付けて食べるので野菜をたくさん食べれる料理だ。【ガピ】さえあれば意外と簡単に自分でも作れる。辛子みそとはかいたもののどちらかというとドレッシングの様に水っぽいものもあればペースト状の元のある。家庭でそれぞれ異なるが同じものだ。
【ム~・パッ・ガピ】(豚肉のガピ炒め)

これも【ガピ】が素になり【プリック・キー・ヌー】(唐辛子)などと混ざったペーストになりそこへ豚肉を投入して炒めたものだ。【バイ・マクルー】という香草の香りも楽しみつつ【ガピ】の独特の風味を楽しめる一品。

今回自分が食べて過去の写真を撮ったお店のホームページと場所の紹介を簡単に。
このバンコク閉鎖が解除されればデパートも通常営業に戻るのでその時もまだこのお店が生き残ってくれているといい。お店は閉めていてもデリバリー可能になっている。

本格的かつ美味しい家庭料理の味を楽しめ尚且つ食器や店内装飾もすごくこだわっているお店なのでお勧め出来る。もともとデパートに入っている為家賃がかかり少し値段は高めの設定だが、使っている素材や料理の量を見ても全く損はしないので是非試してもらいたい。

余談だが【ミシュリンガイド】にも載る評判のお店だ。
自分が信じるに料理は人の好みで大きく左右されて好き嫌いが分かれるものなので有名な料理評論誌に紹介されているからといって美味しいとは限らなし、好きな味かは分からない。
幸運にも自分は何も知らずに南部料理が食べたい!と思い調べて行った結果美味しくて気に入ったのですんなり何も考えず美味しいお店と判断をした。

もともとスラーターニー県にある南の島の【サムイ島】のレシピで開かれているレストランだ。【サムイ島】は島なので陸地とは離れている事で独特の文化が生まれそれが料理にいかされている。
お店のキャラクターとしてサルがいるのもこの【サムイ島】の特徴でもある。お皿や店内装飾もこのサルくんに囲まれていて南国の雰囲気を味わえる素敵な場所になっている。

【ユン・カーオ・ホーム】ยุ้งข้าวหอม

バンコク中心地最寄り支店
I'm Park Chula 353 というコミュニティーモールの1階に入っている。チュラ大からすぐの場所でMBKからタクシーで2分位の場所にある。徒歩で15分位で来れる。
(自分はかの有名なヤワラーよりもこのチュラ大周辺の老舗を回るのが趣味になっている)
デリバリーも受け付けているので応援の為注文をしている。

もしチュラ大の支店だと分かりにくい場合は MEGA Bangna の1階にも入っている。
※2020年4月現在 MEGA BANGNA は閉鎖しているためこの支店も閉まっている。
※2020年6月MEGA BANGNA無事開店している。

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