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ジャンタブリーで民宿



まだまだどこにも出かけていないので古い写真をひっぱりだしてくることにした。

古い写真だけに質も荒く適当に写真を撮りまくっていた時代なので醜い写真もある。

それから行った日はあいにくの天気で大雨だったりして綺麗な写真があまりない。




ジャンタブリー県に遊びに何度か行った事があるが、ひとつ面白い旅行があったのでそれを紹介したい。


日本語でいういわゆる【民宿】だ。

タイ語ではそのまま英語がタイ語になり【ホームステー】と呼ばれているものだ。

もともと地域住民が地域復興、経済活性の為に考え出したものだそうだ。



ジャンタブリー県は果物の名産地であり、パタヤーからその先のラヨーン県をさらに東に来た場所にある。バンコクからは日帰りでは出かけられない距離の場所。

果物以外にも海はもちろん有名でまだたくさんの自然が残された砂浜がずっと続く。



この民宿はその海辺ではなく、マングローブの森の中の海辺にある。海は海でも森と海が共存している場所なのでエメラルドグリーンの蒼い海ではなく火山国の海やアマゾン川などを彷彿させるような茶色い海だ。とはいえ水は透き通っていて充分清潔な海なのも間違いない。


バンコクからジャンタブリー県は車で3時間から4時間かかる場所だ。

そこから舟にのり30分程するとこの【民宿】に辿り着く。

この舟に乗っている時に激しい暴風雨にさらされ歓迎を受けた。



森の中の海なので水深も浅く干潟になる場所もあるし、沢山の生き物の住処になっている。

その魚介類で生計を立てている漁師たちが住んでいる村がありそこが民宿の場所になった。


バンコクをまだ薄暗い早朝から出発をしているが着くころにはお昼時となり、民宿に到着次第すぐにお昼を用意してくれた。



昔と今では商売方法も違えば、物価も違うので漁師だけでは生計が立てづらくなったので地域が協力し合いそれぞれの家を民宿かしたり、お土産屋など村興しをしている。



都心部から訪れる人々の目的はもちろん新鮮な魚介類を非常にお得な値段で漁師から直接提供される事も大切だが、それ以上に昔ながらの漁師たちの文化やその生活を垣間見ることも出来る文化的な体験を楽しみに来ている人も多い。



あくまで【民宿】なので何か特別に素晴らしいとか、美しい部屋に泊まるとか、海の眺めが最高だとかは特にない。ただただ、村の人々の生活の中に飛び込んで時間を一緒に過ごせるという場所。


食事も地元料理が中心になるが都会から来た人たちでも食べれるような万人メニューにもなっている。



夕方になると大型のイカダで海に繰り出し夕日を眺めたり、皆でわいわいお酒を飲んだり歌ったりという簡単なツアーもしてくれる。イカダにはたくさんの持ち込みのお酒や、ビールそれからパーティー用の大型スピーカーやDJの機材も乗っている。

海に出て沖に出る際に豚肉をたくさんばらまいて【鷲?】のような大きな鳥を森から呼んで披露してくれる。イカダの上でどんちゃん騒ぎで沖に出来ると停船?をしてその浅瀬の海で戯れて時間を過ごす。



イカダのツアーから戻ってくると夕食の準備が始まり、皆が待ちわびている魚介類の食べ放題が始まる事となる。カニの大きさも顔の大きさに近い位大きいカニが食べ放題。

夕食が終わるとその食堂は宴会場兼カラオケとなり何時まででも自由に食べたり飲んだり出来る場所だった。



料理はもちろんの事、地元の人たちと触れ合え一緒にワイワイして楽しく、何も苦労せずに大自然の方で生活できたのがとても楽しかったのでまた機会があれば是非行きたい場所。



2018年に行ったのだが、宿泊費に舟代、料理代、イカダツアー代がすべて含まれている超お得な内容だった。多少の値上がりは年と共にしているだろうが今でも変わらずお得な旅が出来る【ジャンタブリーの民宿】だ。




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