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いつも人気のムーガタ

ムーガタとはジンギスカン鉄板で豚肉や野菜、海鮮料理を焼いて食べるレストランの事だ。

ムーは豚でガタはフライパン、鉄板を意味する。


それから低価格での食べ放題を提供の為どのお店も原則セルフサービスで好きなものを好きなだけ取って自分のテーブルに運んで行く。


熱々の料理は人気料理であり、それ以外にもブッフェ式が人気である。高くない値段で食べ放題が多いのもムーガタの人気の理由である。


タイ語でブッフェと書くと食べ放題か、またはこう言った鉄板焼き、焼肉の意味あいになる時もある。


以前にも書いたがタイ人の多くは無料(ただ)が大好きだ。それと同じくらい食べ放題も大好きだ。


空腹時閲覧注意』にも書いたことがあるが、食べ放題、ただ、となると容赦がない人がいる。店主たちはそういった《容赦ない人達》を回避するべく、食べ残しがある一定の量を超えた場合は罰金を科すなどハッキリと看板にして出している所が多い。


その看板がない時代は恐らく食べ残しが相当量だったのだと容易に想像が付く。


食べ残しは第一にもったいない、生き物の命、資源の無駄使いである。

それから一度テーブルに配膳されたものは戻せないのでお金にならない所か、それを買った元金が無駄になってしまう。いずれにしても良くない事だらけである。



お客は美味しいものを食べに来ているだけなので店主の財布の心配をする必要がないと言えばない。


だた、人としていくらお客だからと言ってやりたい放題なのも良くないが、以前は罰金などなかったのでいたし方のない事であったに違いない。


現在では殆んどのお店でこの罰金の看板を謳っているので大きな問題にはなっていなかった。。。



とあるお店で海鮮のブッフェをしていたが、海鮮料理は原価、販売価格が他の料理よりするものなので看板も大きくお店のあちこちに罰金のお知らせが貼られている中で起きた事件だ。


ある人がフェースブックに苦情ではなくそのお店に対して不満不平を書いていた。

4人で食事をして食材自体はほぼ残さずに全部平らげたが、ソースはそれぞれ4人共残していた。


ソースは2種類あり、1人につき2種類あったので4人で8杯のソースが残った事になる。

お店ではソースを残した場合100グラムにつき100バーツの罰金とハッキリと看板が出ている。


8杯分のソースを集め秤にかけたところ600グラムだったので規定通りの600バーツの罰金となった。



客観的に見てお店は規定通り、看板に掲げている通りにしているので間違った事はしていない。お客としても罰金があるのを知っているならそれに気をつけ、器に注いで来るべきだったのでは?と思う。


お客の言い分はこうだ。


『ソースだけですよ、たかがソース!食材は残していないのにソースで罰金600バーツ』



ムーガタ自体は299バーツだったり399バーツだったりだ。なので罰金の金額だけを見るとそう思ってしまうのは理解できる。実際のビュッフェの対価よりも高い金額なのでそれは驚くだろう。


このニュースを読んでいるキャスターもお店側も少し負けてあげるとか、別の方法がなかったんでしょうか?と消費差的な立場で意見を言っていた。


店主としても決まりは決まりで推し進めないと、ドミノ倒しの如くあとあとになってから決まりが決まりではなくなってしまい、またもや一昔前の無法状態になってしまっては本末転倒だ。


自分が個人的にひっかかるのは彼女の『たかがソースだけ』という言葉が彼女のものの捕らえ方を示していて怖いと思う。


確かにビュッフェではないレストラン、食堂でソースを追加しても追加料金がないどころか、注文した料理の添え物として出てくるものなので料金票やレシートに項目、金額が出てくる事がないものだ。ソースとは原則は『ただ』なもの、と理解されてもおかしくない。


ソースと言ってもそれを作るためにタイゆず、唐辛子、にんにく、ナームプラーなどなどを買い揃える元金が存在する。決して原価が高い食材ではないにしてもだ、それらを混ぜ合わせ美味しいソースにする従業員の人件費もある。


ソースが出来上がるまでにお金が掛かっているのだ。それを考えず、気にせず取り放題なので器に入れて来て残してしまったら罰金を取られても致し方がない、と個人的に思う。


ニュースの映像から見て分かるが一人2種類のソースを4人分とは言え600グラム、ボール一杯になるのでかなりの量が残っている様に見える。

実際の当事者でもないし、その場で実際のものをみていないので断言は出来ないが映像からみてもったいないと感じる。


もったいない、という立場から一方的に考えているので、他の見方がある人は是非是非意見を下さい。自分の知らない世界のチャクラが開かれるのは大歓迎だ。



この事件から学べることは、ソーシャルメディアを介してなんとなく不満だと思っている事を地味に書いたつもりが、それが大きく広がり知らぬまに世間、世論にさらされ叩かれてしまう。しかもそのお店の評判を損ねるなど名誉棄損や営業妨害などの罪にも問われてしまう場合もある。


軽い気持ちで書いたものだとしてもそれが与える影響、損害は大きくなりえる。スマートフォンで簡単になんでも出来る世の中であるが、《投稿ボタン》を押してしまう前に今一度考え取り消す必要があるかもしれない。と自分にも警告をしている。

 
 
 

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