NaRaYa Tea Room
- 絵空事
- Dec 7, 2019
- 4 min read
Updated: May 16, 2020

十人十色で好みが人それぞれで多くの人が自分の好きなものを選べる世の中である。
人によっては超有名高級ブランドのみ好きでそれ以外は決して身に着けないという人。人によっては金額ではなく自分の好みを優先して安いものでも高いものでも問わないという人。人によっては飽きやすいので安いものを身に着け飽きたら別のものを買いなおすという人。

ただ、今の世の中の大きな流れという事で話をすると良いもので長く使えるものを、という人が増えてきていると思う。
その昔は丈夫なものを販売しているのは当たり前だったが、世界的な不景気の影響か、それともとてもあまたの良い人が計算をして世の中を動かしているのかここ近年は質はそこそこで量産をして世界めがけて安値で売る。消費者側も出来るだけ安いものを探して買うという流れが出来ていた。

家電製品や携帯電話は特にそうだと思っているが、低価格と引き換えに長持ちはしない、または長持ちをさせてしまうと将来新しく製品を購入してくれる人が減るためにどうしても長持ちしない質に作られていると思っている。
特にアジアの超大国で量産される家電や、家具、小物などはタイ全体に出回っている。
今までタイでコツコツと営んできた生産業者はもちろんその流れに勝てる訳でもなく、人々はより安いものを求める流れも続いているので続々と工場を畳んで違う職業へという流れも始まっている。

そのコツコツと努力を重ね今でも頑張っているタイ初のカバンブランドがある。旅行で来たことがある人、駐在で来たことがある人は見たことがあったり聞いたことがあるブランドという位今ではとても有名なブランドだ。
NaRaYa というブランドで有名なのは大きなリボンがバッグの正面についているものを思い浮かべる人も多いはず。

この『 NaRaYa 』の前にタイというか世界で有名な タイシルクを使ったブランド『 Jim Thompson 』もまだまだ健在だ。この『 Jim Thompson 』は高級ブランドよりになっているが、『 NaRaYa 』は求めやすい価格設定になっている。
上記にも少し触れたが、近年のタイの生産業はあのアジアの超大国には勝てない状況になっているので、どんなに有名であっても超大国相手に商売をするのはやはり容易な事ではないので、転業をしたり廃業をしている。この『 NaRaYa 』に関して詳しいことは全く知らないが、そんな世界的な流れに乗って、レストラン業に乗り出している。

もともと全く知らなかったのだがたまたま ICON SIAM に行く機会があり、そこでたまたまこのかばんブランド『 NaRaYa 』が始めたカフェに入る事になった。
ここ【ICON SIAM】は2020年現在でもバンコクの最新観光地のひとつと言える場所。
もともとは昔ながらの船着き場や倉庫など古い建物があった場所だ。ただそのまますたれていくにはもったいない一等地であり、川の向こう側(トンブリー地区)復興の為に建設されたバンコク都市計画の一環でもある。
近年不況の流れで購買意欲はかなり低下しているが、健康ブームはさらに大きく膨らみ健康、美容、アンチエイジングにお金をかける人も多くなり、ソーシャルメディア活用の流れで洒落たレストランやカフェがかなりの勢いで流行っている。

上記2つの大きな流れで多少値段が張っても口に入るものへの質、見た目などを踏まえて食べ物への出費は増えてきている。
友人と共に少しのメニューを食べただけだが、食品の質、盛り付け、食器、お店の雰囲気など値段にふさわしいものだった。金額だけ見ると少し高く思えるが、それは数字だけで判断をしているだけなので、実際食べて、飲んでみればそれ相応の金額設定と納得してもられそうだと思う。 ICON SIAM に入っているだけでも値段があがってしまいそうなのもある。
他のお店でも食べれるメニューであっても飾り付けが斬新なものだったり、味付けも一工夫凝らしてあり見た目も充分楽しめるので決して高くない食事となった。
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