水上市場
- 絵空事
- Nov 19, 2018
- 5 min read
Updated: Dec 20, 2018
ラッマヨム水上市場

もともとテレビを全く見ないのだが、Youtube だけはよく見る。見たい情報だけ見ることが出来るからだ。
旅番組を中心にいつも見ているが、今回そのうちのひとつに影響を受けて行った場所の紹介をする。
https://www.youtube.com/watch?v=wEThJ91S7Cs&t=18s
エーン・トーンプラソムという有名な大女優さんが紹介をしてたのを見た。とても自然体でこころにゆとりがある素敵なひととなりをしている。
バンコク周辺の水上市場と言えばアンパワーやダムヌンサドゥァックの水上市場た。このラットマヨム運河の市場はもっとのんびりしていて、もっと地元色が強いと思い行くことにした。

マヨムとは日本語で西インドグースベリーと言うらしい。中国語で書いてあるのを見てそれを日本語に翻訳してみたら出てきた言葉である。東南アジアではよく見かける果物だが、生のものを見つける場合は市場などでないとなかなか見かけない。
果物に属し、日本語名もベリーがついているので、大きさや見た目の感覚は少しベリー系に近い。味は生で食べる場合はとてもとてもすっぱい。タイ人特製の唐辛子、塩などの混ぜたディップの様なものをちょっと付けて食べるとすっぱさが少し緩和され美味しく食べられる。すっぱいのが好きな人向けの果物である。
あとは蜂蜜漬けになっていたりする。すっぱいのでそのすっぱさを緩和するために加工される果物でもある。

その昔はマヨム農園が沢山あったことから今の名前が付いているが現在はもうないそうだ。
場所はバンコク中心地から車で30分強でラマ2世通りに程近いプッタモントン1通りにある。住所上はバンコクだがもう殆んどナコーンパトム県に近い場所である。
※プッタモントン1通りはソイの番号ではなく、通りの名前である。同じプッタモントンでも2通りや4通りでそれぞれ違う場所を通り抜けている大きな幹線道路である。

この市場への行き方はスクムビット中心地からだとアソークの高速に乗り、そのままジェーン・ワッタナー方面に向かいバンスーの分岐点でノンタブリー(バーンブアトーン・ラーチャプルック)方面に乗り換える。先日紹介した植物を買う場所と同じ方向と同じ出口で下りる。出口と書いたが、そこが高速道路の終わりの場所である。
植物を買う場合は高速を下りて真っ直ぐにOターン(迂回路)を通り右側に進む。
このプッタモントンに行く場合はラマ2世の看板側、左に行く。
高速代は片道100バーツだ。またはバンナーからモーターウェーに乗りラマ2世で下りる。高速代は30バーツで済む。
先日紹介したチャン・チュイや南行きのバスターミナルからは決して遠くない場所ともいえる。


西洋人の旅行者の多くはどこからかトゥクトゥクに乗ってここまで来ていた。こちらで見かける西洋人の旅行者の多くは冒険家が多い。ここにはいなさそうだろう、という場所にも転々と西洋人の人達はいて、かなりの情報通か、冒険心旺盛で道に迷うのを覚悟で来ているのでは?という勢いだ。
それ以外にも台湾、香港といった東アジアの人もほんの少しだけいたが、主にタイ人が中心のまだまだ地元色が濃い場所である。

市場や水上市場はどこも同じで、多くの人が集まり、料理をしている人も沢山いるので暑さ対策を忘れずに。入ったばかりの時はそんなに暑さを感じずとも、歩いて回って、食べて歩いてとしているうちに自然と汗は出てきてしまうものである。自分が市場に入った時も、市場を一周して来た人達らしきはみな大粒の汗をかいていた。

地元色が濃い場所の特徴は外国人目当てに適当な商売をしようとしている人がいない事。それから食べ物もその場その場で作っている。作りおきは殆んど見かけなかった。
普段よく見かける食べ物でも、彼らはひとつひとつ丁寧に作っているので、そのものの工程も見ることが出来るのでとても興味深かった。

ただ、じっと同じ場所に立って見ているのもなかなか大変である。出店、屋台がひしめき合っている中、通り道も2人並んだら肩がぶつかり合う狭さなので誰かが買い物を出店でしようものならそこはたちまち一方通行になり流れが滞ってしまう。
写真も撮りたいが混雑時はなかなか難しいものである。混雑時を過ぎてからは出店の料理も売り切れになってしまったりして写真に収めるものもなくなってしまうので、葛藤であった。


水上市場だからか、それともラマ2世通りは比較的海に近いからか海老や貝などの海鮮料理も多く出ていた。合わせてナコーンパトムは豚の名産地でもあるので豚の料理もあちこちにあった。もとの材料がいいという事と腕のいい料理人がその場で作っているのもあり値段だけみてしまうと結構する値段だが味や素材を見れば充分価値のある買い物となる。

食べ物やおみやげ物以外にも舟のツアーもあったが、自分は参加しなかったのでまた機会があれば参加してまた日記にする様にする。


東南アジアでは家族を大切にする文化があり、特に子は親を大切にするべき、という考え方が強くある。親がいて、子を育てて来たからこそ、今の子があるわけなので子はある程度成長をしたらその恩返しをする必要がある。
この出店のお母さんとお兄さんもきっと親子だと思われる。もくもくと働いていて、非常に微笑ましい二人だった。お母さんとしては息子が手伝ってくれるなんて非常に誇らしいのではないかと思って勝手に感動していた。
休みの日は人の多い場所には行きたくない派なのは全く変わらないが、今回のこのラッマヨム水上市場、とても満足で素的な日曜日になった。市場の人達も人当たりもよく、おしゃべりもとても楽しかったので、やはり人がこういう場所の雰囲気を作っていると実感を再度した。どこの場所、国の人も古き良き文化を支えている人達は必ずいて、そう言った触れ合いがとても楽しい瞬間である。
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