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ナコーンパトム国際空港

Updated: Apr 16, 2020

2020年は出だしから武漢肺炎という危機に世界が直面している。

いつでもどこでもこの話題でいっぱいだ。今回はそれとはまったく関係ない自分の大好きな『ナコーンパトム県(ナコンパトムとも書く)』の話題。

ロンドンや香港の空港と同じようにバンコクの空港(スワンナプーム空港とドンムアン空港共に)も飛行渋滞で有名だ。とにかくびっしりと詰まった離着陸スケジュールで飛行機が予定時間よりもかなり早く空港上空に到着したとしても順番待ちで結局定刻を過ぎて到着なんて事も少なからずある。


空港の運営会社としては現在飽和状態に近いという判断をしている。それに伴い新空港建設を考えその新しい建設場所を探している。実はこの計画はかなり前から出ているが未だに本当に必要なのか?という需要問題、それから新地との折り合いがついておらず話は全然進んでいない状況だ。



『バンコク首都空港』として建設をする訳なので最低でもバンコク隣接県に建設をしなくてはいけない。バンコクの北に『ドンムアン』があり東に『スワンナプーム』があるのであとはバンコクの南か西しか残っていない。


南は『スワンナプーム』がバンコクの南東にあるのと土地の問題で大きく候補としてあがってきていない。そこで上がってくるのが西の『ナコーンパトム』だ。



自分の日記になんども書いている通り『ナコーンパトム』は渋滞がなければバンコク中心地より30分程度で着ける場所。特に県境であれば30分未満だ。


新空港候補地となりえる場所と理解が出来るが個人的にはあの大自然が残された美しい場所に開拓の手が伸びると思うと非常に残念で仕方がない。



と残念がっているもののまだ実際に話は進んでいないし、地元住人からの猛反対も受けているもの事実だ。一部の人は地域発展や雇用増大につながる期待で賛成をしている人もいる。ただ、この『ナコーンパトム』は農業で生計を立てている人たちが非常に多いため土地を売って立ち退いたとしてもどこで何をしたら良いか分からないので到底認められる事ではない。併せて発展に伴う環境汚染も周りの田畑へ影響を及ぼす懸念ももちろんある。



東南亜細亜らしい方法といえばそうなのだがこういう大規模な公共工事は半ば強制的かつ密やかに進められていくので、ナコーンパトム住人も知らぬ間に土地の調査が進められていた。その証拠があちこちの土地に残っていて一時騒然となっていた。こういう行動でさらに地元住民の反感をかう事となった。


都市化が進み環境整備がされ全ての事が便利になるのは地元住民にとってとても良い事ではあるが、良い事ばかりではなくそれには代償が伴う。広大な田畑がある事で人の住みやすい環境になっているし、その大自然を目当てにバンコクから沢山の観光客が訪れる場所になっている。


目先の利益でこの大自然を破壊してしまい、大量の人と車、電車などの交通機関が入ってくることで出る排気ガスや飛行機の騒音問題、ごみ問題がこれから出てくるのでもし本当に建設が決定したら自分は悲しいと思ってしまう。あくまで個人のわがままな感情だが。

どの国も農業はどんどん後退していき、こういう産業にとって代わって行くのだろう。これからも見守っていきたい内容のひとつになっている。


2020年4月現在はコロナ危機に直面しておりタイ国内のありとあらゆるレストラン、カフェ、商業施設または人が多く集まる場所は全て閉鎖されているのと、県をまたいだ移動をした場合、14日間のひきこもり命令が出ているので当分『ナコーンパトム』へ行けない自分だ。まずは出来る事をひとつひとつコツコツと、という事で仕事以外の外出はほぼ全くしていないし、至って健康に毎日を過ごしている日々。

みなさんも手洗い、うがい、マスク、人が集まる所へいかないなど負けずに頑張っていきましょう!出来る事をしていればもし感染をしてもしょうがいない!と開き直れるはず。


みなさんが健康でありますように。

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