カフェ相場
- 絵空事
- Apr 23, 2020
- 4 min read
お洒落カフェの話。

2020年4月23日現在バンコク都の発表では2020年6月までロックダウンを継続。
人が集まりやすい所を危険個所としその場所の開放、商業活動の禁止としている。
つまりデパートなどは引き続き閉鎖が続く。それからお店も食べ物限定で持ち帰りのみ営業が可能となっているのでカフェもぎりぎりのところで首が繋がっている。
ただデパートの中のカフェは閉店に追い込まれている所が多い。心が痛む。
みんな頑張ってこの危機を乗り切ってほしいのでその応援も込めて書きたい。

カフェとは別件で歯医者も閉鎖されているので甘いもの食べ過ぎで虫歯にならないように気を付けないといけない。歯科医も大きく口を開けた患者の口内治療で色々感染率があがるので閉鎖されている。
近年バンコクと限らずタイ全国でお洒落カフェが続々と誕生している。それからそれらのカフェは内装にもこだわり、提供するメニューにもこだわっているのでカフェの相場自体が急上昇しているように思える。

タイ国内の【セブンイレブン】の店舗数に匹敵はしないがもともとタイには、都市部を中心に【スターバックス】が数えきれない程ある。郊外へ抜ける幹線道路の途中にもあったりする位スターバックス需要がある国のひとつと言える。
タイに【スターバックス】が出来たのは1998年。【サイアム】の目立つ場所にどーんとその昔あったのを覚えている。それからどんどんと支店を増やして行っている。有名デパート『サイアム・パラゴン』には4店舗入っていたり、その近くの『セントラル・ワールド』も同じように何店舗もืの支店が同じデパート内に入っている位だ。

話はすこしずれて、街のコーヒー屋さんはその昔であれば20バーツ、25バーツで一杯のプラスチックのカップで飲めたのが相場だった。近年ではそれが40から60バーツに上昇している。

スターバックスはどうだろう。スターバックスはもともと世界標準の販売価格にしているのでタイバーツにするとコーヒー1杯が100バーツとか内容や大きさによっては200バーツする。街のコーヒー屋の値段とは天と地の差になっている。こんなに大きな差があってもスターバックスはとどまる所を知らず発展を続けている。
ブランド化の成功及び内装やメニューを他の店舗と差をつけている事も要因と思える。
もともと旅行大国の為海外からの旅行者の利用も多いので需要が確実にあるのが都市部の特徴でもある。

こういっては誤解があるのでうまい表現ではないが、この【スターバックス】が作ったともいえるこの大きな流れからタイのカフェ事情が変わりだしたように思える。

タイ地元の大手チェーンのカフェも自身のブランド化を始めたり素敵な内装の店舗にしたりしている。代表的なのは【カフェ・アマゾン】だ。

こういう大きな流れに個人の店舗が乗り出し続々ととどまることなく新しいカフェが登場している現在。自分もその流れにのってあちこちのカフェに行ってみたりしている。
新しいものを知りたいというミーハーな欲求と世界を広げておきたいという事もある。

これらの新しく生まれ出たお洒落カフェ達はもはや『街のコーヒー屋さん』の値段では出来ない。お店の内装への投資、コーヒーメーカーへの投資、目新しいメニューへの投資と、とにかくお金がかかっているので1杯100バーツから200バーツする。

ケーキやお菓子、パンもタイの昔ながらのバターケーキやあっまいお菓子ではなく、料理学校できちんと勉強をしてきただろうと分かるような別格なものを提供している。
コーヒーメーカーも適当なものではなく数万バーツから数十万バーツ級のものを使っているお店も多い。
【スターバックス】があれだけ拡大出来ているならわたしたちもこの値段で行けるはずだ!という勢いだと思う。彼らの予想通り不況と言え、不景気で購買意欲の低下が著しいと言われていてもこれらのカフェは繁盛している。バンコク内の都市部に限らず郊外の外れでも繁盛をしているお店が沢山ある。

現代の若者の需要にそった商業形態と言える。これからまだまだどんどん増えていくので激戦区となっている商売のひとつだ。大手の【スターバックス】や【カフェ・アマゾン】も重鎮だからと言って安心していられない時代になった。
※ YEA CAFE は自分の行きつけで旧市街にある。他のお店より値段が安い。平均70バーツで100バーツを超えないのでありがたい。
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