真珠
- 絵空事
- Jan 23, 2019
- 5 min read
Updated: Apr 14, 2020
真珠と言えば宝石だが今回は宝石ではない。
もともと装飾品、宝石に全く興味がない。見る分には綺麗だなぁとは見るが付けはしない。
近年タイでは台湾からの真珠(タピオカ・でんぷん)ティー、コーヒー、フルーツジュースが流行っている。この流行も当初程ではないが、廃れる事無くあちこちの場所にお店が出来ている。

タイでも買い食いは良くない文化とされているが、実際バンコクは大買い食い都市である。
それに伴ってこういった飲み物を販売するお店も沢山あり、その多くは販売スタンド程度の大きさで、座って飲んで語らう空間はない。
それを飲み歩き、デパート内をぐるぐる回ったりウィンドーショッピングをしたり、そのまま帰るのである。
もともとウィンドーショッピングの文化が色濃くあるのがタイである。ウィンドーショッピングというと見た目がよろし過ぎるかも知れない。
発祥の理由は定かではないが、その昔(あるいは今でも)エアコンがそんなに普及してない時代休みの日に昼間家にいるのは余りにも暑い、または電気代節約のため昼間はエアコンを付けない人達がエアコンがあるデパートに非難をしていた事からという要因もあるはずだと思っている。
『エアコン(冷気)を浴びに行く』というスラングもタイ語で存在する位だ。

週末など意識的に見てみると分かるかも知れないがデパートやロータス・ビッグシーなどやたらと人がいる。特にお店の中に沢山人がいるという訳ではなく、デパート内をブラブラとしている人達、または休憩スペースや家電売り場のテレビに釘付けになっている人達だ。
買い物をするだけの余裕はないが外にいるには暑い、家にいるのも暑いし何もする事がないからデパートにブラブラしに来るという文化がある。銀ブラではなくデパブラとでも言おうか。現在でも自分の友人はやる事ないからデパートにぶらぶらしに行くという人達も普通にいる。
近年ずっと続く世界的な不景気のあおりをもちろんタイも受けている。デパートも売り上げ改善のため既存のデパートの多くはデパート閉鎖を行わず各階毎に一時一部閉鎖をして改装を続けている。

その改装の結果低層階、主に1階部分はレストラン、スーパーマーケットと化粧品が中心になっているところが殆んどだ。洋服やその他の高価なものは意外と高層階に移動している。不景気な為ものに対する購買力、購買意欲が減りその分食べのものなどの販売に力を入れている今日である。
近年の健康ブームに乗り健康食品なども1階部分、2階部分にはビューティークリニックなど健康志向なお店が多くなっている。銀行関係もオンラインビジネスが進む結果上層階に追い遣られている。銀行、電話会社は低層階にいなくなった。

自分は普段全くもって清涼飲料水や外で何か水以外のものを買って飲む事がない。
食べも屋に入っても基本は水である。健康を気にして出来る限り砂糖という砂糖は意識的に摂らないようにしている。タイ料理自体調理の時点で既に大量の砂糖が入っているはずなので、それ以外のもので摂るのは怖いと勝手に思っているからだ。


こう書くと健康かぶれなかっこつけに聞こえてしまうが、健康オタクなのは間違いないが、かといって真面目に健康の為にあれこれしている訳でもない。友人とお酒を飲む時も普通にあるが毎日ではないし、一人で飲むという事は殆んどない。

それ以外に出かけた際に街でミルクティーなどを買って飲む事がある。その場合いつも決まったものを頼む。それは2つある。タピオカの真珠ミルクティーかグラスゼリーミルクティーである。

別に大好きという訳ではなく、他にもおいしそうな物あるが考えるのが面倒だし、なんだかんだでいつも同じものを頼むので、あちこちのお店で味比べをしてみたいと思っているからなだけである。

コーヒーも極たまにだが飲む。飲むと眠くなるしトイレが近くなるのであまり飲みたくない飲み物だ。フルーツティーはコーヒーと同じかそれより高くなるので結局はミルクティーになる。

子供の頃はプリンとかゼリーとか白玉などプリンタ体らしきもの、もちもちしたものが好きでその名残がまだまだある。
どこのお店が有名、おいしいかとかそこまで熱心に調べていないし、行った先々で出会ったお店で買って飲むようにしている。

デパートの中では何件もそれぞれ違う階にあったりして、どのお店の方がおいしいのか分からない。お店によっては店内装飾がかなり豪華でお店の雰囲気だけで売れそうな勢いだ。それからお店の雰囲気+味やタピオカの美味しさで列が出来ているお店もある。
住んでいるコンド(コンドミニアム:分譲マンション)の近くにタピオカ・ビュッフェカフェがあったので入ってみた。お玉1杯分をコップに入れて飲んだが、多すぎた。もちもち感は嬉しいものの意外とあごも疲れるし、もぐもぐしているうちにお腹一杯になってしまった。ビュッフェだが1杯40バーツとお得な価格設定であった。

2019年現在、値段も30バーツから80バーツなどお店の場所や、装飾、トッピングによって変わってくる。一部の地域、国ではタイティーともてはやされていたみたいなので、一度見かけたら試してみるのもいいかも知れない。


自分はどのお店がお勧めとか書けないのである。基本幸せものなので何を食べても美味しいからだ。マズイものに出会うことが殆んどないので、他の人には美味しくないものもあるはずなので遭えてイチオシ!などは書かないようにしている。


上記に書いた様に2019年現在あちこちにある。デパートというデパート全てに入っているので見つけたら試してみてほしい。もぐもぐ、もちもちな感じを楽しめる。敢えて言うなら食後のデザート感覚がいい。もぐもぐしているうちにお腹がいっぱいになるので、その後美味しいものを食べようという気にならなくなるからである。
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